猫山 in 個性について考える2025
会期:2025年2月27日(木)~3月2日(日)
会場:Gallery IYN
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小学生の頃から、猫山は既に“絵を描く”ということが自身のアイデンティティであると感じるようになり、その思いは今も変わることがない。
漫画やアニメ作品の模写に没頭した時期を経て、オリジナルイラストも描くようになり、高校時代から本腰を入れて使い始めた色鉛筆は、今も彼女の創作に欠かすことの出来ない大切な相棒だ。
90年代のアニメーションイラストの絵柄に強いあこがれを抱いており、くっきりとした輪郭に縁どられた鮮やかな色調も然ることながら、何よりも“目”の描写に魅了されているという。
「目は口程に物を言う」と格言もあるように、“目”で表現することのできる感情の幅は無限大だ。
自分も存在感のある“目”を持った人物像を描きたいと、憧れに近づくと共に自身の作風にどの様にその要素を落とし込めるのか、常に試行錯誤を繰り返しているのだそう。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
猫山:大きなハイライトの入った目が好きなので、そこを自分の個性にしたいと思って描いており、有難いことにそこが好きと言っていただけることも多いです。
また、色鉛筆で描く柔らかな雰囲気も私の個性だと思っています。
猫山が理想とする“可愛い”を表現したイラストたちは、柔らかい風合いであると同時に、何度も色鉛筆を塗り重ねられる事で高密度・高発色な側面も備えられている。
その混在のバランスもまた、彼女の作品の特長だ。
色鉛筆の持ち味を生かしつつ、一般的な色鉛筆という画材のイメージの枠から飛び出してもみたい・・・そんな思いが、彼女の胸には常にある。
ふんわりと力を入れずに塗った色と、極限まで塗り込んだ色・・・
色鉛筆で出すことのできる様々な表情、その味わいを絵を見てくれる人にも伝えることが出来たらと彼女は考えているのである。
作品を描き始めるにあたっては、四季折々の風物詩から着想を得ることが多いそう。
移り変わる季節の中で、描きたいものも変化する。
彼女が感じ取った“旬”そのものが、絵の中に息づいているのだ。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
猫山:色鉛筆で絵を描くといえばこの人!と思われるようなアーティストになりたいと思いながら活動しています。
もっともっと表現の幅を広げていき、将来的には様々な分野で活動できるようになりたいです。
以前、とある展覧会に参加した折、猫山の中では謂わば不完全燃焼状態だった出展作に対して「もっと作品を高めることが出来た筈」といった趣旨の感想が寄せられたことが事がある。
自分を誤魔化すことが出来ないように、鑑賞者の目も誤魔化せない。
そう意識をしたことから、常に自身の納得のいく作品を披露できるようにと、嘗て以上に作品と真摯に向き合うようになったそう。
自身の好きなものを心行く迄詰め込んで描いた作品は、その展示の頃よりも遥かに魅力的になったようだと彼女は自負している、
「個性について考える展」では作品毎のモチーフ、テーマには統一性がないが、「全ての作品の中に私のフェチ、好みが詰まっているので、そこを楽しんでいただけると嬉しいです」とのこと。
己と色鉛筆の可能性を信じて邁進し、これからは人物だけでなく背景描写にも力を注ぎたいと考えている猫山へ、取材の最後に次のような質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
猫山:田舎故の静かな空気の中でのびのびと創作ができることが、今の私の作風に影響してると思います。
また、嬉しいことに幼少の頃から周りの人にイラストを褒めていただけることが多く、肯定してもらえる環境にいたことが絵を描く原動力になっています。
(取材/執筆:大石)
猫山の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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