- yuko Oishi
- 1 日前
- 読了時間: 4分
更新日:9 時間前
yuri©Casablanca del Artista in GIFT2025
会期:2025年8月7日(木)~8月10日(日)
会場:Gallery IYN
~会期中の通販購入について~
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嘗ては美術大学を目指し、高校時代はデッサンに打ち込む日々であったが、周囲の反対に抗いきれず、一度は絵の道を諦めてしまったという yuri©CasaBlanca del Artista。
その無念の思いは、後に大病を患い生死の境を彷徨った彼女の心の支えとなる。
「再び絵を描くことなく、このまま死んでしまうのは嫌だ」
絵への情熱が、彼女をこの世につなぎ留めたと言っても過言ではないだろう。
その後、ふとした切っ掛けでチョークアート講師と知り合ったことから一念発起。
今も身近な人々からの理解は得られずにいるが、毎晩就寝前に絵を描くことを日課とし、描画に没入することで気持ち良く一日を終え、新しい朝を迎えることが出来ていると yuri©CasaBlanca del Artistaは語る。
彼女は絵の中で、自由に好きな動物たちと触れ合ったり、旅の思い出の場所に赴くなどして、充足した生を満喫しているのである。
絵を描くことは彼女にとって、“生きる力”そのものに他ならない。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
yuri©CasaBlanca del Artista:子どもの頃からの夢だったので実現したかったからです。
みんなが幸せを感じられるような作品作りを心がけてます。

チョークアートを習い始めた当初は、長年のブランク「思うように描けないのでは」という不安もあったそうだが、昔取った杵柄の感覚は、yuri©CasaBlanca del Artistaの手にしっかりと染み付いていたようだ。
また、創作から遠ざかっていた間の経験の全てが糧となり、高校時代よりも想像力が膨らみ、表現したいと感じる主題も増えているという。
回り道をしたからこそ、得るものが大きかったのかもしれない。
鉛筆デッサンと違い、チョークアートは原則として黒い画面に色を乗せていくが、その手法も新鮮で楽しく、真っ黒だった画面が徐々に色鮮やかになっていく様子に、描いていて心がワクワクと高鳴るそうだ。
今後もチョークアートは彼女のお気に入りの描画手法であることは間違いないが、但し、チョークアートでは描きにくい画題もある。
特に風景などで広い色面を塗る段になると、絵の具でなくては難しいと感じることが多いのだとか。
折よく日本画の指導者と面識を持つことが出来たことから、今後は岩絵の具へのチャレンジも検討中しているらしい。
彼女の美術表現は、これから更に飛躍していくことだろう。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
yuri©Casablanca del Artista:今回の展示では、夏の暑さから解放されて爽やかな気持ちになれるような作品を展示しようと思ってます。

2025年6月、yuri©CasaBlanca del Artistaの元に吉報がもたらされた。
第15回「リリー・オンコロジー・オン・キャンバス がんと生きる、わたしの物語。」に応募した作品が、優秀賞を受賞したのである。
それは彼女に、再び絵の道を歩み始めた己の選択は間違っていなかったのだと実感させてくれる出来事だった。
また、病を押して絵に打ち込むことに否定的な意見をぶつけられたこともあったが、癌患者への偏見に対して一矢報いることが出来たとも感じられたそうだ。
受賞以外にも、夢を諦めなかったからこそ得たものがある。
しばしば愛犬や愛猫など「ペットを描いてほしい」という依頼が寄せられるが、自らの絵が誰かに望まれ、その絵で喜んでもらえるという感慨も、絵の世界に立ち返らなければ知ることが出来なかったものである。
これからも絵を描き続けるために、元気でいたい・・・その思いが、これからも彼女を突き動かしていく。
取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
yuri©CasaBlanca del Artista:毎日を忙しなく過ごして、何か大事なことを忘れてないか、それをアートを通じて思い出して、ほっこりする温かい気持ちを感じること。
(取材/執筆:大石)
yuri©CasaBlanca del Artistaの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2025を、どうかお見逃しなく!
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instagram: @yuri_casablan
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