- yuko Oishi
- 4 日前
- 読了時間: 4分
塗々(ぬりぬり) in GIFT2025
会期:2025年8月21日(木)~8月24日(日)
会場:Gallery IYN
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様々な事で心にダメージを負って高校を中退し、不安を抱えながら時間を持て余す日々の中で、塗々を支えてくれたものは数々のアニメーション作品だった。
鑑賞している内にいつしか「自分も描いてみたい」と模写を始め、二次創作にも取り組み、たくさんのクリエイターから多くのことを吸収し、独自に学んでいったそう。
4年程前からオリジナル作品を手掛けるようになったが、その作風は、出発点から大きく飛躍。
当初目指していたものとは異なる方向に発展、進化しているようだ。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
塗々(ぬりぬり):最初は純粋に可愛い女の子を描ける様になりたいという気持ちだけで絵を描きだしたのですが、ここ最近は暗く重い絵に魅力を感じるのでそういった絵を描く事が多いです。

沢山のアート作品をSNSで鑑賞していると、塗々はしばしばグッと心を鷲掴みにされるような作品に出会い、大きな感動を覚えるという。
それらの作品は、「一体どうして作者はこんな作品を描こうと思ったのだろう?」と考えさせるような、意味深な翳りを帯びているそうだ。
その不思議な風合いを、自らの作品にも落とし込むことが出来ないだろうか・・・
そう考えながら描き進める内に、独特の重厚さを持った作品が生み出されるようになったのである。
また、そうして自身に影響を与えてくれる作品は油彩画であることが多いそう。
その手法をデジタルイラストに取り込めたらと意識をしているそうで、まるで絵画のような趣に仕上がっている。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
塗々(ぬりぬり):私が皆さんにGIFTしたいのは「負の気持ち、感情」です。
自分や他人にマイナスの影響を与えるネガティブな気持ち(不安や焦りや嫉妬)は普段の生活では蓋をしたり見せたりしない物ですが私はそこに「醜い美しさ」があると思っています。
今回のGIFT展では私の思う醜い美しさをしっかり表現できるよう頑張りたいと思います。

絵を描き始めた頃は、ストレスから自分を守る術をまだ知らなかった塗々だが、今では逆境を創作の好機と捉えられるようになったそう。
特に務めに出ていると、どうしても嫌な事、辛い事を回避できない時がままあるが、「この現状を作品に昇華できないだろうか」と考えられるようになり、嘗てよりも心に余裕が生まれたようだ。
また、外出時には何かしら絵の参考になるものを探して観察をすることが習慣になって、視野も広がった。
そして、人生に豊さが加わった。
今、彼の胸の内にある願いは、もっともっと絵を描きたいということ。
それから、もっと自分の作品を多くの人に知って欲しいということ。
その為に展示会への出展も積極的に行いたいとのことで、来たるGIFT展をはじめ、今後の展示活動に是非ご注目いただきたい。
取材の最後に、塗々に次のような質問を投げかけてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
塗々(ぬりぬり):今は、臭い物に蓋をしながら綺麗な上澄みしか良しとしない事が増えたなと思います。
生きにくい時代だなと思う所存であります。
(取材/執筆:大石)
塗々(ぬりぬり)の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2025を、どうかお見逃しなく!
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