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更新日:10月11日


にしみほ子 in GIFT2025


会期:2025年8月14日(木)~8月17日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

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独創的で、素敵なアートをもっと身近に・・・

新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。





旅人
「 旅人 」


※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。

※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。



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以前は、絵の仕事といえば漫画や絵本を描くこと、イラストを描くことしか思い浮かばなかった。

その入り口は極めて狭く、そして仕事内容もごく限られているのだ、と。

けれど、思い切ってその世界に飛び込んでみて、実は一口に絵といっても多様な案件に携わることが出来るのだと、にしみほこ子は知ることになる。

彼女のアートワークのキャリアは似顔絵制作から始まった。

そしてその後、雑誌やYouTube動画などのカットイラスト、観光向けイラストから、舞台上に絵を映し出して朗読と演劇、歌と踊りで物語を展開するデジタル絵本ミュージカルで作画に至るまで、活動の幅は伸びやかに広がっている。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


にしみほ子:ものごごろついたときから絵を描くことが好きで広告の裏によく絵を描いていました。絵で食べていくことは高校卒業まで現実的に考えていませんでしたが、あるSNSのサイトでとても素敵な絵を描かかれる作家さんに出会いその方の絵を見よう見まねで描いたりしていました。今のイラストに確立したのはその方がきっかけでもあります。


虹の橋
「 虹の橋 」

自分も絵を生業としたい。

そう一念発起した にし は養成所で似顔絵のノウハウを学び、一年ほど商業施設内で似顔絵師として活動したが、我が子の誕生を機に休業。

復帰するか否か悩んだ折に、自分の目指す方向性について、彼女は改めて考えた。

もちろん似顔絵の仕事には遣り甲斐があったが、自分の夢とはどうやら少し違うらしい。本当に描きたいと望んでるものはイラストレーションであり、嘗て背中を押してくれたクリエイターのような絵本タッチの優しい絵柄で仕事をとりたい・・・

そこからSNSでイラストの受注を開始し、依頼を通して様々な人との出会いに恵まれた。

アートジャンルだけでなく、様々な職種の人がイラストを必要としてくれて、絵という切っ掛けがなければ巡り会うことのなかった人々と知り合うことが出来たという。

絵は、画面の中で非日常を味わわせてくれるだけでなく、人との縁を繋いで にし を彼女の生活圏内から飛び出させてくれた。

作品の展示、掲載、上演の他、ラジオへの出演など、たくさんの素晴らしい体験を、絵は彼女にGIFTしてくれたのである。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


にしみほ子:「心の旅」をテーマに不思議でファンタジーな世界観をイラストにしています。私のイラストを観る方が不思議とその世界へ行ったような、そして心もなんだかほっこり癒されるようなそんな気持ちになってくれたら嬉しいです。


電球屋さん
「 電球屋さん 」

鑑賞者にとって、画中世界の旅が、心安らぐひとときであるように・・・

にし の描くイラストは、どこまでも優しく、そしてあたたかい。

以前は、ぬくもりのある仕上がりにするべく下地に黄色い絵具を多用していたそうだが、最近はそうした技法的な工夫からだけでなく、彼女の心の温度が絵の中から自然と伝わってくるようだ。

描画で一番楽しい工程は、白色のペンを使ってモチーフにハイライトを入れていくところ。

立体感がぐっと引き立ち、描かれた人物や動物、植物、あらゆるものに命が吹き込まれるようで、その瞬間がとても好きだと にし は話してくれた。

そうして描かれる作品たちは、にし の手からクライアントのもとへ旅立ち、様々な場所で活躍し、その魅力を発揮する。


年内にはデザインフェスタへの初参加も果たすなど、その活動領域は増々広がっていくようだ。

これまでに自費出版で絵本を2冊出したことがあるが、目指すのは出版社から依頼を受けての刊行とのことで、夢を実現するためにも、彼女は与えられた仕事に誠心誠意向き合い続けていく。


何事も、まずは挑戦してみること。

「烏滸がましいかもしれませんが、絵を仕事にしたいけれど躊躇っているという若い人がおられたら、やらないで後悔するのではなく、是非踏み出してみてほしいとお伝えしたいです」と、にし は語る。


取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


にしみほ子:イラストレーターというと、まだ「あ、お絵描きね」「趣味か」という認識があるように思います。ちゃんとお金をもらえる仕事という認識がいつか当たり前のようになってほしいなと思います。


(取材/執筆:大石)

にしみほ子の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2025を、どうかお見逃しなく!


にしみほ子のSNSも、是非ご覧ください。

instagram: @yamashita1330

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