- yuko Oishi
- 7月10日
- 読了時間: 5分
更新日:8月13日
松尾りくら in GIFT2025
会期:2025年8月14日(木)~8月17日(日)
会場:Gallery IYN
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普段から描く作品はキャラクターイラストが主だったが、付属高等学校時代から水彩や木炭、油絵等に取り組み、大学に上がってからは視覚心理学のゼミを受講。
特に意識はしていないそうだが、鑑賞者の目を引きつけ、その心をぱっと華やがせるような松尾りくら ならではの色調は、その頃の学びの中から芽生え、開花したのかもしれない。
また、陰はしっかりと暗く、光は眩いまでにと、コントラストをしっかりと意識して描画にあたるのは、高校生時代の教員の教えであるという。
社会人になってからはデジタル画にも着手し、イラストの仕事を徐々に開拓。
バーチャルライバーのキャラクター作画を引き受けるようになったそうだ。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
松尾りくら:絵を描き始めたきっかけは特になくて、幼稚園のころ誰もがしていたお絵描きの延長といいますか。逆にやめるきっかけがなかったんです。
すっかり日常生活の一部なのでコンセプトとかもなくて。いろんなものを描いていますね。
漫画家を目指した時期もありましたが、体力的に無理だなと思って諦めました。絵を描くのは呼吸みたいなものですが肺活量がない、みたいな。
それからはイラスト中心に制作をしています。

昨年にバーチャルライバー・赤月花波氏から指名を受けて描いたキャラクターは殊の外好評で、「今後とも末永くメインキャラクターとして使わせてほしい」と嬉しい言葉を貰った。
自らと一身であるキャラクターを愛らしく表現してくれた松尾のことを、赤月氏は「ママ」と呼んでくれているそうだ。
それを受けて、松尾はこう語る。
「私の絵と一緒に人生を歩いてくれる人がいる。それは、とても凄いことで、有り難い事だなと感じています」と。
和服姿や水着姿、ドレスアップしたものや白衣とミニスカートの組合せなど、キャラクターのファッションバリエーションも段々と増え、両名が特に気に入っているのはウェディングドレスに身を包んだ姿であるとのこと。
いずれの装いにおいても、松尾は赤月氏の人柄が伝わってくるようにと、念入りに作画にあたる。
頼りがいのあるお姉さん気質であり、品の良いセクシーさが格好よく、尚且つ可愛らしさも感じられるように・・・
自分の描くイラストが、視聴者から見たライバーの第一印象になる。
そんな重要な仕事に、彼女は真心を込めて取り組んでいるのだ。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
松尾りくら:絵に限らずですが、鑑賞って自由でいいと思うんですよ。
なのでどんな気持ちで見ていただいても構いません。かわいいな、とか、綺麗だな、とか、ちょっと怖いな、とか……これは好きじゃないな、とかネガティブなものでも。
ただ好きな絵を見つけるにも選択肢は多いほうが良いと思うので、そのひとつになれれば幸いです。

鮮やかな色彩を縁取る輪郭線にも、松尾の拘りが詰まっている。
本業で疲れ果てて帰宅した夜は、納得のいく線が引けない為、そうした日には着彩作業に徹したり、ラフ画制作に取り掛かるようにしているそうだ。
線画は、コンディションの良い日にだけ。
繊細かつメリハリも魅力的な線は、そうして生み出されているのである。
是非ともGIFT展会場で、じっくりとご鑑賞いただきたい。
今後挑戦してみたい夢は幾つかあるが、目下特に関心を持っているのが、ライバー達による「歌ってみた」のミュージックビデオイラスト。
様々なクライアントの心に寄り添って、松尾はこれからも魅力溢れるキャラクター達を披露し続けることだろう。
取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
松尾りくら:マジョリティが好むものが分からないところが自分の中で欠落していると思います。昔から漫画やアニメでもグッズにならないようなキャラを好きになってしまうところがあって。
本当はもっとアンテナを立てて、こういうキャラクターデザインが人気だとか、マジョリティの傾向を知って作品に反映したほうがいいんでしょうが……それがよく分からない。
なのでいつも自分の描きたいものを描いています(笑
逆にご依頼など1対1のやり取りは得意ですね。ご依頼者様はVの方が多いですが、ご自身のお姿の好きなところや魅せたいポイントとか、その方だけに集中できるので描きやすいです。
(取材/執筆:大石)
松尾りくらの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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《 松尾りくら プロフィール 》
女子美術大学付属高校、同大学芸術学部を卒業。
本業の傍ら、web小説の表紙や商品用イラストを手掛ける。
現在はライブ配信用イラストを中心に活動中。




































































