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からっぽら in GIFT2025


会期:2025年8月21日(木)~8月24日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


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新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。





イラストレーション
「 春たけなわ 」


画面いっぱいに詰め込まれたモチーフや、随所に描き込まれた細やかな模様など、からっぽらが生み出すイラスト作品の密度の高さへの驚きに、思わず「え、きも!」と声を上げる人もあるという。

それもその筈だ。

無心になって、コピックマーカーやボールペンで色を塗り、ひたすらに描画作業に没入している時の からっぽら は、現実世界から離脱しているといっても過言ではない。

周囲の音は耳には入らず、話しかけられても気が付かないこともしばしばあるのだとか。

それ程までに打ち込むことが出来る、青い炎のような情熱が絵の中に宿っているからこそ、鑑賞者はある種の狂気を感じてぎょっとしつつ、その細やかさについ見入ってしまうのかもしれない。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


からっぽら:幼い頃から絵を描いていてそれの延長戦でズルズル描いています。今までは勘だけで色を塗っていましたが、最近は色の関係性やバランスを考えて描くことを覚えました。

たまに上手くいかなくてイラストと喧嘩しますが、それも良い刺激になっています。


イラストレーション
「 オオイヌの魔女 」

GIFT展で披露する作品たちは、からっぽら が専門学校生時代から心の中であたため続けてきた、或るストーリが主題となっている。

それは、主人公の少女が現実世界で味わった挫折やトラウマを、精神世界の中で乗り越えていくという筋書だ。

思春期の頃の己の姿を主人公に投影し、嘗ての自分に現在の自分はどんな言葉をかけてやれるだろうかと考え、浮かんだメッセージを絵で表現しているのだと、からっぽら は話してくれた。

作品群を前に、自身が大人の階段を上っていく過程で学んだり感じ取ったこと、楽しい日々や苦しかった日々の全てを思い起こしながら、画中世界を味わう・・・

そんな鑑賞の仕方も良いかもしれない。

ひょっとすると、このアート体験が、時の流れの中に置き忘れてきた大切な何かを見つけ出す切っ掛けになるかもしれない。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


からっぽら:むしろ、鑑賞者様にどのように受け取っていただけるかが楽しみです。

今回は色々な塗り方や考え方を取り入れてみたので、私としては少し挑戦してみてます。


「 無 」
「 無 」

専攻していたイラストと漫画とは別に、からっぽら は学生時代にゼンタングルアートと出会い、その多様な模様の組み合わせが織り成す世界に強く心を惹きつけられたそう。

だが程なくして、一般的なゼンタングルアートのパターンだけでは自らの目指すものは表現し切れないと、彼女は独自のパターンアートをイラスト作品内で追及するようになった。

後に、模様だけで画面全体を構成した「無」という作品は、買い手がついたので手元にはないが、またいずれこうした形態の作品も再び描き、披露する場があればとも考えているそうだ。

制作にあたっては、作業日をコンディションの良い日に限定したそうで、中休みを入れながら約一週間がかりで仕上げたという。

一日ごとに感情の変化は勿論だが、制作時にかけていた音楽の曲調の違い等も影響し、模様には特殊なリズムが生まれている。

いつか発表されるであろう本シリーズの新作にもご期待頂くと共に、彼女のアート表現の更なる進化、飛躍にご注目頂きたい。


取材の最後に、からっぽらに次のような質問を投げかけてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


からっぽら:現代社会や自分に関わらず必ずみんなどこかが欠落していて、それを補い合いながら成り立っているものだと思っています。だから、欠落は普遍的なものであり身近なものなのではないでしょうか?


(取材/執筆:大石)

からっぽらの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2025を、どうかお見逃しなく!


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instagram: @karapponomiso

X(twitter): @karappoNomiso

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