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更新日:8月6日


Hinata in GIFT2025


会期:2025年8月7日(木)~8月10日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

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新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。





人物イラスト
「 ダイナー 」



※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。

※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。



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嘗ては描くイラスト毎に趣が異なり作風が定まらず、多様な表現ができるという点は強みであると言えるかもしれないが、やはり確固たる自分だけのスタイルが欲しいと摸索をしていた・・・

そんな折に出会った1枚の音楽アルバムが、Hinataに進むべき道筋を教えてくれたという。

今、彼女が創作のコンセプトとしているのは、「現代×ヴィンテージコミック」。

劇画調の人物像も描けるので、純粋なヴィンテージコミックを探求することも出来たが、そこを敢えて現代の日本のコミックのテイストで。

その創作姿勢はまさに、温故知新。

画中の女性たちは、20世紀半ばと現代の狭間に佇まい、その眼差しの中には、どんな時代でも自分の流儀で生き抜く強さが秘められているようだ。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


Hinata:絵を描くことが好きだった私が、本格的に創作を始めたのは、小学生の頃に観たドラマ『ヒミツの花園』がきっかけでした。女性漫画家と編集者の物語に憧れ、漫画家を目指して絵を描き続けるようになりました。


その後、アリアナ・グランデのヴィンテージアメコミ風のジャケットに出会い、レトロで力強い世界観に強く惹かれました。

そこから、懐かしさと新しさが交差するようなビジュアルを目指し、今の時代に響く“ポップでどこかノスタルジック”な作品を描いています。


人物イラスト
「 ギャルリラックス 」

ヴィンテージコミックの魅力についてHinataに訊いてみると、ドットを用いた陰の表現や現実にはあり得ないカラーリングによって、写実を超越した独自の美的世界が展開されている点であると答えてくれた。

その超越から、“スタイリッシュさ”が生まれているのである。

思わず部屋に飾りたいと思えるような、日常空間に彩りを添える格好良さを、自らも描き出すことが彼女の目標であるという。


ヴィンテージ感を出すための工夫のひとつは、色彩の明度調整。

ホットで思い切った色合いでありながらも、明度を抑えることで、ぐっと憧れのテイスト、空気感に近づくことが出来るのだそう。

また、立体感を演出するためにペンのタッチを用いる点もヴィンテージコミック風で、流行りのアニメや漫画の表現とは一線を画している。

そして、これもヴィンテージの力だろうか。

デジタル画でありながら、作品からはまるで描き手の体温がそのまま伝わってくるようで、生めかしく魅惑的だ。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


Hinata:私の作品を通して、日常の中でふと感じる悲しみや楽しさ、何気ない感情のゆらぎを感じ取ってもらえたら嬉しいです。

特別じゃなくても、誰かの心に少しでも寄り添えるような作品になればと思っています。


展示の経験はまだ浅いですが、「素敵だな」と思ってもらえるように、一枚一枚心を込めて描きました。

ぜひ、楽しんでご覧ください!


人物イラスト
「 自分磨き 」

アリアナ・グランデをはじめ国内外の“強い女性”アーティストに魅了されてきたこともあり、彼女等の楽曲を聴きながら描画をしていると、画中の女性たちの瞳には自然と力が宿るのだそう。

画中の女性たちは、Hinata自身が斯く在りたいと願う理想像そのものだ。

たとえ悲しみを表現した作品であっても、描くのはただ悲嘆に暮れて終わる女性像ではなく、涙で悲しみを流しきることで更に美しく、そして強くなっていく姿である。

そんな逞しい女性たちに手を引かれるように、Hinataは私生活において落ち込むことがあったとしても作品を描き終わる頃には心が達成感と充足感で満ち溢れ、「パーティーを始めたくなるぐらい」のハイテンションになるのだとか。

良い意味で画中の女性たちに翻弄される創作時間は、生きている実感が湧き上がるひとときであるそうで、自分の人生にとって欠かすことの出来ない大切なものであるのだとも話してくれた。


取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


Hinata:「普通」であることを求めすぎて、多様性や個人のペースが受け入れられにくいところだと思います。


高校生の頃にパニックや不眠を経験し、治療を続けながら絵を描いてきました。

その中で感じたのは、「普通」と呼ばれる感覚が自分にはないこと。

周りと同じように過ごすことが難しくて、自分には何かが欠けていると感じることがあります。


でもその“欠け”があるからこそ、描ける表現や伝えられる想いがあると思っています。


(取材/執筆:大石)

Hinataの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2025を、どうかお見逃しなく!


HinataのSNSも、是非ご覧ください。

instagram: @art_hinata

X(twitter): @hinatart_ag

いいねやフォロー、ご感想メッセージ大歓迎です。


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《 Hinata プロフィール 》

イラストレーター・デザイナー

現代の感情や社会を、ヴィンテージコミックの手ざわりで描き出すことをコンセプトに制作しています。

レトロな質感とポップな色使いのなかに、今を生きる私たちのリアルな感情や違和感を重ねています。

懐かしさと新しさが同居する表現で、心の奥にひっかかる作品を目指しています。

 
 
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