つき 陽子 in GIFT2024
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つき 陽子 in GIFT2024


会期:2024年8月8日(木)~8月11日(日)

会場:Gallery IYN


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人物イラスト
「 酔いごこち 」

つき 陽子 経歴


・名古屋芸術大学絵画科卒


・夢見る少女展vol.2

















艶やかに、美しく着飾りながらも、どこか満たされない。

逞しくて、時に強かでさえあるけれど、同時に脆くて傷つきやすく、自分の負の感情に吞み込まれてしまう・・・

「女の業」という言葉を用いれば、その観念は男尊女卑の産物と批難されるかもしれないが、社会的な立場の優劣とは関係なく、女には女特有の苦悩があることは否定できないだろう。


つき陽子が画題とするのは、女性作家だからこそ表現できる、ネガティブな一面も踏まえた上での“女”そのものである。


表面的な美しさをだけではなく、内側にある弱さや狡さも捉えてこそ、真に女性らしい魅力が描ける筈。

己の内面と とことん向き合い、絵に昇華することで彼女は、普段から心に抱え込んでいる葛藤から少し解放されるのだという。


ままならないこと、コンプレックス・・・そうしたものは沢山ある。

けれど絵があるから、人生をただ辛いだけのものにせず済んでいる。

そんな風に感じていると、彼女は話してくれた。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


つき:コンセプトは自分の心の中に住む架空の女性です。

創作活動を始めたきっかけは、一緒に暮らしていた祖父が絵を描くのが上手く、影響を受けて幼い頃から私も絵を描いていました。

後に美大に入学し日本画を学びながら、自分だけの作風を模索して今に至ります。


人物イラスト
「 パーティーガール 」

つき にとって、大学で学んだ日本画は自分の創作表現のルーツである。

彼女の作品は、日本画の一ジャンルとして確立している「美人画」の流れを汲んでいると言えるだろうが、日本画材料は自身には向いていないと在学中から感じていたという。


自分にとって描きやすい手法、自分に相応しい表現はなにかと、彼女は卒業後も模索を続けた。

水彩に挑戦したり、風景画を描いたり、男性を画題に選んでいた時期もある。

そうして、ようやく辿り着いたのがデジタル手法による現在の作風だ。

制作の途中で変更を加えることが難しく、草稿に忠実に本画を仕上げていく必要がある岩絵の具より、描き直しが手軽にできて、試行錯誤をしながら作品を描き進められるデジタル技法の方が、性に合っていたのだろう。


彼女は日本画技法をデジタル画に置き換えて、独自のイラストレーションを生み出した。

輪郭線はペンのツールではなく、筆のツールを用いる。まるで面相筆で線を描くように。

また、西洋風の陰影技法は用いず、フラットで平面的でありながらも奥行きを感じさせる画面に・・・


描画素材は変われども、彼女の作品は今もやはり「日本画」であるとも言えるのではないだろうか。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


つき:観てくださる方が、自由に想像しながら楽しんでくれたら嬉しいです。

展示に向けての意気込みは、創作者が自分にしか表現できない世界を模索した中で生まれる楽しさや喜びを、今回の展示でなるべく多くの人に感じ取ってもらいたいと思っています。


人物イラスト
「ヒロイン 」

創作において、自分の内面と向き合うことは勿論重要だが、他者からの刺激もまた必要だ。


つき は、余暇に絵を描いて過ごす時もあれば、本を読んだりSNSを見ることで、感性を磨くことや知識・情報を集めることに費やすこともある。

幅広い年代、立場の女性たちの“生”の声を聞くことができるSNS投稿から、作品のアイディアが生まれることもあるそうだ。


今後は、より多くの女性の本音を拾い集め、現代における女性の多様な生き方を、自分なりに表現していければと考えているという。


以前は難解なテーマの作品を描いていた時期もあったそうだが、現在 つき が心掛けていることは、シンプルであること。わかりやすい絵であること。

「色々な人に楽しんでもらえることが一番」という思いから、多くの人の心にスッと入り込むことができる作品作りを目指しているのだそうだ。


デジタル画ではあるが、手描きのような温もりが伝わるように・・・

そして、女性らしい柔らかな体つきや、複雑な内面までも感じ取れるような表情の描写に力を注ぎ、今後も つき陽子は“女”というテーマを追及し続ける。

彼女に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


つき:幼い頃からずっと、他の多くの人たちが当たり前にできる考え方や、いわゆる普通の感覚というものが欠落しているように感じてきました。

社会人になってよりそれを実感し、その欠落したものを埋めなければと必死になりそれでも埋められないことに辛さを感じてきました。それが今でもコンプレックスで、上手な向き合い方を模索しているところです。


(取材/執筆:大石)

 

つき 陽子の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2024を、どうかお見逃しなく!


つき 陽子のSNSも、是非ご覧ください。

instagram: tsuki7ysm

X(twitter): @tukiyoko8pink

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