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更新日:9月17日


さめぞの in ART INPUT 2025


会期:2025年9月18日(木)~9月21日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

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少女の絵
「 愛するということ」

※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。

※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。



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イラストレーションという空想の世界と、現実世界をカメラで切り取った写真、それから言葉。

それらが三位一体となって生まれる動画作品は、生きている上でどうしても感じてしまう虚しさや遣る瀬無さに疲れた心をそっと包み込むような、そんな静かな優しさに満ちている。

イラストだけを披露するに際しても、タイトルからは様々な思いが滲み出て来るようだ。

短くてもいいので、少しでも“言葉”を添えられる作品を・・・

それが 、さめぞの の創作ポリシーである。


「うまくいかないのは雨のせいだよ 私は何もわるくないよ 全部雨のせいにしちゃえばいいよ だって私はいつもどおりだから ごねんね、雨」

(「雨のせい」より)


心に思い浮かんだ言葉のメモは、日々増え続ける。

それを昇華すべく、最近は以前よりも創作に取り組む時間が増えているそうだ。

また、イラストや動画作品だけでなく、1ページ漫画として表現することも検討しているという。




Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。

また、何故その作品をお選びになりましたか。


さめぞの:「傷つけ、傷つけられ」が今のところ一番お気に入りの作品です。

この作品の女の子「ばんそうこうちゃん」の傷、感じる痛みは凶器を持った自分につけられた痛みで、それをいやすのも絆創膏を持った自分自身。自分で自分を傷つけるけど、自分で自分を治して、だんだん自分に優しくなれるようになれたらいいなと思いながら作った作品です。

私自身にも心当たりがある部分がありますが、楽しくうまく1枚の絵に描けたと思うので選びました。


モノクロの少女の絵
「傷つけ、傷つけられ」

大人になってみて、ふと“ばんそうこうちゃん”を描いた頃や、またはそれ以前の子供時代を振り返り、「あの頃の私が頑張ってくれたから今、こうして生きてるんだな」と感じることが、しばしばある。

なので、嘗ての自分と“ばんそうこうちゃん”に今なにか声をかけたあげらるとしたら、「貴方はいつも頑張ってて偉いんだから嫌う必要なんてないんだよ、自分を大事にすれば自分のことが好きになれるんだよ」と伝えたい。

そう さめぞの は話してくれた。


以前は卑屈な感情やネガティブな思いを作品にぶつけることが多かったが、その鬱屈とした長いトンネルの先に、最近は仄かな光も見えているようだ。




Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。


さめぞの:内面の方向性は高校生の頃、外見の方向性は専門学生の頃です。

高校生の頃が一番難しくて、情緒が不安定なことが多く、どうしても「自分と周りと比べてしまう」、「皆の言ってくれる優しい言葉は建前で本当はそんなこと微塵も思っちゃいない」とネガティブな感情を持つことが多く…でも、美術科にいたおかげで自分の感情や気持ちを絵にして「分かってほしい」という気持ちを持ちながら制作していたことが多かったです。「ネトちゃん」などのキャラクターのイラストを描くことはあっても、今でも「分かってほしい」という気持ちは変わらずメモをその都度とって、創作を続けています。


専門学生の頃、「ばんそうこうちゃん」の映像作品を作っている時に、「自分に合っている雰囲気やキャラクターの顔はこれかもな」とふと思い、それをそのまま続けています。その後、Aiobahnさん「宙でおやすみ」のmvを観て、写真や映像を背景にして手描きイラストを載せる作品が増えました。「雨のせい」もその影響が強くでた作品です。


雨天の絵
「雨のせい」

カメラで切り取られた現実世界の上に、イラストレーションという空想の世界を重ねてみる。すると自分の頭の中のイマジネーションが、実体を持ってこの世に存在しているような感覚になってくる・・・

それが、写真とイラストを合成する面白さであると さめぞの は語る。

外界に出てみることも内面世界に耽ることも、地続きなのであり、それぞれに楽しいものだ。

そう感じて貰えるような作品を、「ART INPUT」展で披露する予定だそう。


少し気が早いかもしれないが、来年の抱負についても訊いてみた。

ローポリゴンテイストのイラスト作品や映像に取り組んでみたり、手芸など立体物の他、小冊子の中で自身の表現をまとめるZINEの作成にも挑戦してみたい・・・と、彼女は更に多岐に渡った表現活動を目指しているようだ。

やりたい事が多すぎる程なので、少しずつ着実に、ゆっくり道を切り開いて行けたらと考えているとのこと。


取材の最後に、さめぞの に次のような質問を投げかけてみた。




Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。


さめぞの:恐らく私の経験した辛さ、苦しさは他の人からしたらどうってことないかもしれませんが、何か形にして乗り越えてきたかと思います。それこそ、イラストや絵に描き起こしたり、スマホのメモで自分の思ったことや感じたことをズラズラ書き連ねたりとか、人に見せなくても何かしら形にしてひとまず乗り越えてきた気がします。あと、一人でたくさん休むこと。一人だと悶々と考えてしまうこともありますが、人といるとやっぱり気を遣ってしまう部分もあるので、一人でお出かけに行ったりしてたくさん休みます。


(取材/執筆:大石)

さめぞのの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

ART INPUT2025を、どうかお見逃しなく!


さめぞののSNSも、是非ご覧ください。

Instagram:@shark_zono

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《 さめぞの プロフィール 》

元気にのんびり創作してます。

お絵描きも映像も文章も好きです。

 
 
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