さめぞの in GIFT2024
会期:2024年8月2日(金)~8月5日(月)
会場:Gallery IYN
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さめぞの 経歴
・2021年「Nightmare展」出展(Gallery IYN)
・2023年「Beautiful2展」出展(Gallery IYN)
・2023年「イラフェス#02」出展(ナマ・イキVOICE)
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。
好きな漫画やアニメ作品のファンアートを描くことが好きだった さめぞの は、高校では美術科を専攻し、一枚の抽象絵画との出会いから、“絵による自己表現”について強く意識をするようになる。
自身の考えたことや感じたことを一枚の絵に集約することに魅力を感じ、それを自身の得意とするイラストレーションに置き換えて描くことで、彼女は表現者としての第一歩を踏み出した。
高校終盤に独学で始めたデジタル手法は、アナログ技法と比べて表現の幅が広く、彼女の創作はのびのびと制作にチャレンジすることができた。
また、映像表現について学ぶ機会もあり、プロモーションビデオの制作にも興味を持ったことから、高校卒業後はアニメーションの専門学校へ。
自身の頭の中に広がる世界を一枚の絵にまとめあげる達成感と、思い描いたものを映像の中で動かす面白さ・・・
イラストと映像それぞれの赴きとを楽しみながら、さめぞの は日常生活の中のふとした気付きや閃きを作品に昇華している。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
さめぞの:高校の時、美術部の活動の一環で美術館に行き、油絵の展示を見て、自分の伝えたいこと、自分の世界を絵で表現したいと思い、始めたのがきっかけです。
中学の頃から創作のストーリーを考えたりはしていたものの、一枚絵でしっかり描いたことがなかったので、これを機に少しずつ描くようになりました。
ここ近年では映像も作るようになり、表現の幅が広がりました。
幼少の頃から、自分でお話を考えて人形を使った1人遊びをよくしていたため、今考えるとそれの延長のようなものの気がします。
さめぞのは専門学校の卒業制作で、他者によって傷つけられているという思い込みによって己を追い詰めてしまう少女の苦悩と成長を描き出した。
また、 その後 描いたイラスト作品「ぼくらは良い子」では、大人の社会に反抗して夜の街へ出掛けつつ、交通ルールは守って赤信号に立ち止まるという思春期ならではの微妙な心理を、夜の空気感と共に表現。
どちらかといえば、人の心の奥に潜むネガティブな心情を画題に取り上げる事が多いが、その一方で さめぞの は、可愛い女の子キャラクターが登場するゲームが幼少期から好きだった。
彼女のオリジナルキャラクター「ネトちゃん」には、その憧憬が顕著に表れている。
暗めのテーマに惹かれると同時に、“可愛さ”も追及したい。
ネガティブだが、ポップな要素も加えたい。
内容が暗いからこそ、色の彩度は思いきり上げて・・・
さめぞの の創造する世界は、その陰と陽の入り混じる感性によって築かれている。
彼女のイラスト作品には 平面的な描写と立体的な描写がひとつの画面上で混在していることが多く、そうした表現からも、相対するものが交じり合う曖昧な境界に心を寄せていることが伺える。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
さめぞの:私の描いた作品を通して奥底にある考えや、共感が少しでも伝わればなと思います。
ポップだったり、可愛いかったり、どんよりしていたり、落ち込んでいたり、色んな気持ちの時に描いた作品が沢山あるかと思いますので、軽く「わかるわかる~~、あるある~~~」ってなってくれたら幸いです。
創作はマイペースに。
描きたいと思った時、描きたいものが見つかった時に取り組むようにしているが、普段から「これも作品にできるのでは・・・」と、さめぞの は周囲の出来事や自身の心の動きに注意を払っている。
ちょっしたアイディアも忘れぬようメモ帳に書き留めて、次なる作品の構想を練っているそうだ。
「SNS上で作品が誰かの目に止まってくれるだけでも嬉しいし、テーマに共感をしてくれたなら尚嬉しい」
そう語る彼女の発表作品は、今の所イラストレーションが殆どだが、これからは映像作品も増やしていきたいと、昨年からYouTubeのチャンネルを開設。
イラストと映像という二つのジャンルで、独自の世界を深めんとしている さめぞの に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
さめぞの:圧倒的ポジティブさです。
ネガティブな作品も好きだし、悪いこととは思っていないけど、ポジティブな作品とか日常を切り取った一枚絵が余りなくて、偏りすぎてしまう気がしています。ネガティブだからこそ共感してもらえる部分もあると思いますが、楽しかったこともネタ帳にメモして、今後はポジティブめの作品も少しずつ作っていきたいです。
(取材/執筆:大石)
さめぞのの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2024を、どうかお見逃しなく!
さめぞののSNSも、是非ご覧ください。
instagram: @shark_zono
X(twitter): @shark_zono
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《 さめぞの プロフィール 》
お絵描きと映像と文が好きです。のんびりやっとります。