- yuko Oishi
- 5 日前
- 読了時間: 4分
ろろくろ in ART INPUT 2025
会期:2025年9月18日(木)~9月21日(日)
会場:Gallery IYN
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絵を描くことは楽しいが、自分よりも画力の高い級友はいくらでも居る・・・
嘗て ろろくろ は、拙さが目に付く自身の作品を隠すようにして、ひっそりと自分だけの世界を育んできた。
しかし成人後、SNSなど匿名で作品を披露できるツールが徐々に増えてきたことから、「これなら自分も参加できそう」と、投稿のためにデジタルイラストを手がけるようになったそう。
ネット社会に生きる人は、現実世界に生きる自分のことは何一つ知らない。
だからこそ、自分の心の中を取り繕うことなく、ありのままに表現することが出来たし、今の自分に描き得る作品を、素直に鑑賞者の目に委ねることが出来た。
今は気分に応じてデジタル、水彩、色鉛筆を使い分けており、描かれるモチーフやシチュエーションは様々だが、何歳になっても忘れたくない純真さや無垢な気持ち、優しさやぬくもりを表現できればという思いが、創作の軸になっているそうだ。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
ろろくろ:「おおあくび」です。
毎日忙しく時間やいろんな物に縛られがちな中で、気を抜いた瞬快に見える景色は、その人の自然にいちばん近く大切なものだと思っているので。

以前は、ゲームの影響からファンタジー系の世界観の作品を描くことが多く、今も変わらず好きなテーマではあるのだが、社会人になってからは日常の風景にも目を向けるようになったと ろろくろ は語る。
ゲームの世界のような華やかさだったり、心踊る冒険はないかもしれないが、何気ない毎日の中にあるホッと気持ちが和む場面もまた魅力的ではないだろうか。
日々小さな幸せを発見することで、彼女の描く世界はより明るく、煌めきが増していくようだ。
多忙な毎日の中で、心が乾ききってしまうことは誰しもあるだろう。
けれど思い出してほしい。
例え見失ってしまったとしても、夢に溢れた優しい世界は、この世の中の何処かには存在するのである。
それは自身の記憶の中から見つかるかもしれないし、もしくは別の誰かの心の中にあって、その人の瞳の内に見出せるかもしれない。
ろろくろ の描き出すイラスト世界は、そうした楽園のスナップ写真のようでもあり、見る人の心にあたたかな希望の種を心の中に撒いてくれるかのようだ。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
ろろくろ:普段からいろんな媒体でグラフィックを目にして無数に影響を受けているので、影響を受けた特定のアーティストさんはいません。
また、それもあって自分の創作の表現方法もブレがちですが、今回のこのアンケートに向けて言語化することでやっ…と、自分のやり方に自信が持ててきました。ありがとうございます。

自身の創作世界をネットで披露するようになってから、特に嬉しかった思い出として ろろくろの心に残っているには、pixivで公開していたオリジナルキャラクターのプロフィールやストーリープロットに共感をしてくれた人が在ったこと。
最近はどんな作品を描くにしても、まずは文章に書き起こしてみるようにしているそうで、頭の中ではぼんやりとした印象でしかなかったものが、言葉に置き換えられることで明確になっていくらしい。
今から描く作品は、以前にも増して鑑賞者の心に響きやすく、その世界観が伝わりやすいものになるだろう。
彼女の頭の中には未だ描き出せていないキャラクターが大勢いるそうで、なかなか時間を作れずにいるものの、順次形にしていってあげたいとのこと。
取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
ろろくろ:先の質問でお答えした通り、つい最近までブレブレの人生を過ごしており、苦しさを乗り越えたのが最近です。なので今後は、自分が『真剣に向き合う』と決めたものと、ゆるやかに並走していくことで苦境を乗り越えたいと思っています。気軽に一本の線をひくところから、絵を描く準備するところから。 ゆるく ゆるく。
(取材/執筆:大石)
ろろくろの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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