- yuko Oishi
- 5月2日
- 読了時間: 5分
更新日:5月2日
中村かよ in ART INPUT 2025
会期:2025年5月29日(木)~6月1日(日)
会場:Gallery IYN
~会期中の通販購入について~
展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。
展示作品の中でお気に入りのものを見つけたら、LINEで簡単に購入が可能!
お友達登録をお済ませ頂き、作品名と作家名をご明記の上「購入希望」とメッセージを送るだけ!
スタッフが迅速に対応し、作品の詳細や購入手続きのご案内をいたします。
独創的で、素敵なアートをもっと身近に・・・
新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。


子育て中に、とあるきっかけで知ったパステルアート。
それは 中村かよ にとって必然の出逢いだったのかもしれない。
ハードパステルを削って粉末状にして、それを自らの指で紙に摺り付けていく・・・
その手法が衝撃的であると同時に、腹の底から「これをやってみたい!」という衝動が湧き上がって来たそうだ。
まさに、“心を鷲掴み”にされたのだという。
そうしてパステルアートを学び始め、認定資格を取得し、パステルアーティストとして活動するに至った。中村が描き出すのは、風景や動物の姿形の美だけに留まらない。
作品一点一点には、私たち人間が生きてる地球について馳せた彼女の思い、そこに生きとし生けるものを大切に慈しむ気持ちが込められている。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
中村かよ:「good time」です。
作品のタイトル通り
good time とはいいタイミング、
いいとき を意味してます。
まさしく、誰かとのご縁や時間、
機会…それらは、偶然ではなく必然で、そんな時に出逢えた時に活かせればきっと虹のようにワクワクな未来に…その虹のように周りにもキラキラが伝わってどんどん笑顔をも広がっていく…そんな意味も含めて私の大好きな海と愛の象徴イルカを日々表現してる作品の一つです。

地球上のすべての生命のルーツは、海にある。万物にとっての母である海は、中村の心を強く惹きつけられる特別なテーマだ。
また、そこに暮らすイルカは、ハワイでは波と共に幸せを運んで来てくれる海の守り神と言われており、クジラも古代より神聖視され、海や生命力の象徴とされている。
彼女は絵を通して生命の神秘を讃え、またその尊い命を守りたいという祈りが、彼女を創作へと駆り立てる。
人間は、山や森林、川や海など他の生き物たちの暮らす環境については省みることなく、自分たちにとってのみ生きやすい世界を追及し、文明開発を進めてしまった。
その結果、温暖化など地球規模の環境問題が引き起こし、他の生命だけでなく、自らの首をも絞めてしまっている状態だ。
まだ地球には、たくさんの美が残されている。
それをただ「綺麗」「可愛い」と感じるだけで終わるのではなく、地球が壊れていってしまっているということを、人々に今知ってほしいのだと中村は語る。
まずは地球の現状を知り、そこから自分達には一体何が出来るのかと考え始めてほしい・・・
自分の絵が、その切っ掛けとなってくれたなら・・・それが彼女の願いである。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
中村かよ:いろんなモチーフを描きますが、
海が大好きで、海に関することをしてるわけじゃないですし、海の側で育ったわけじゃないですが、
どんな悩みも海を見たら心が癒されて、すっーと悩みも消え去り落ちつきます。そして、動物も大好きで海を描くならイルカやクジラ…を描きたいと思い、描き続けてます。12年くらい前にアートに本格的に携わり、海、イルカ…を描けば描くほど、ハマっていき、
イルカと会話しながら描いてます。(あくまで頭の中でですが…)

自らの指先を使って絵を描くひととき、中村は紙のイルカやクジラたちと触れ合い、語らっている。
まるで絵の中にダイブするような感覚だそうで、創作は彼女に癒しと安らぎを与えてくれているそうだ。
「絵について、まだまだ貪欲に学び続けていきたいです」とのことで、いずれは10号以上の大作に挑戦したいとも話してくれた。
取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
中村かよ:2回目に個展をしたあと、ちょうどコロナ禍の1年前です。
個展で出し切った感があり
しばらくは描く事も、イメージも湧かなくなり…絵を描く事がなんとなくできなくなりました。
その間は、無理に描くことをせず、ただただ、誰かの作品展を見に行ったり、ひたすら誰かのを鑑賞という事だけしてました…
そんな中コロナ禍になり
誰かと会う、出かけるが難しくなり…そうなると必然と描きたくなるもので、気づけば、色々描いてました。
(取材/執筆:大石)
中村かよの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
ART INPUT2025を、どうかお見逃しなく!
中村かよのSNSも、是非ご覧ください。
Instagram:@atelierhellsmile
いいねやフォロー、ご感想やご依頼、お問合せのメッセージ大歓迎です。