《Yu-ji SprayArtist 経歴》
・2021年5月
IYN企画展『ネオジャポニズム』出展
・2021年12月
IYN企画展『Art Festival in 神戸阪急』出展
・2022年4月
IYN企画展『わたし色に染まれ vol.2』出展
【ネットニュース】
秒刊SUNDAY様掲載(2023年2月)
テンポ良く描かれる「スプレーアート作品」が見るものを魅了!描いたご本人に話を聞いた
【メディア出演】
2023年6月16日放送ABC朝日放送
「news おかえり」情報企画
「教えて!天才さん!?」出演
DIYや工作などで多用されるカラースプレーを使い、幻想的な風景を浮かび上がらせるスプレーアート。
磨き上げた技術を駆使し、短時間で完成度の高い作品を仕上げていく様は、職人のようでもあり、手品師や魔法使いのようでもある。
そんなスプレーアーティストの一人、Yu-ji の作品は、経験を生かした色彩構成が心地よい。
グラフィックデザイナーや営業職など、多様な仕事を経て、Yu-ji がスプレーアーティストとして活動を始めたのは2020年。
彼がアーティストへと転身するきっかけを作ったのは、1本の動画だった。
ストリートパフォーマーが路上に置かれた机の上で、紙にスプレーを吹き付けている。
真っ白だった紙の上には、無作為に見える手つきで噴射された塗料によって、瞬く間に煌びやかな世界が広がった。
何とは無しに視聴したネット動画に、Yu-ji は釘付けになる。
目の前で何が起きたのか分からない、そんな早業に心を打たれた。
「なんなんだ、これは」「自分もやってみたい!」
沸き起こった衝撃と感動が冷めやらぬ内に、Yu-ji はホームセンターへと駆け出した。
見よう見真似で始めたスプレーアートに、彼はすぐに魅了される。
スプレーアートの幻想的な世界観と、かつてデザイン学校で学び、グラフィックデザイナーとして培った色彩感覚。
それらを組み合わせて、形にしていくことに熱中した。
ところが、彼がスプレーアートにのめり込んでいた矢先、世界は新型コロナウイルスの流行という未曾有の危機に直面した。
その影響で、転職活動中だった Yu-ji は内定を取り消され、無職になってしまう。
「何か副業を、自分の腕一本でお金になることを始めなければならない」
Yu-ji は、スプレーアートのプロとして活動することを決意する。
その後3ヶ月間、彼はスプレーアートの修行に没頭し、友人の結婚式のウェルカムボードの制作など、次第に仕事を得られるようになった。
スプレーアートの魅力は、その手軽さにある。
工具用のラッカースプレーと幾つかの型だけで、瞬く間に美しい作品を描くことができる。
その技法のパフォーマンス性の高さに対する鑑賞者の感嘆の声が、次の創作へのモチベーションに繋がると Yu-ji は語る。
彼は、作品を描き続けるため、そしてスプレーアートの普及のために、積極的に自身の作品をSNSで発信した。
その活動はネットニュースで紹介され、関西ローカル番組にも出演するなど、注目を集めるようになる。
スプレーアートは描く人の画力に左右されないため、誰でも比較的レベルの高い作品を作ることができる。
近年では、小学校の自由研究に選ばれることも多い。
だが、より高度な作品を生み出すには、さらに技術を極めなくてはならない。
気温や天候、塗料の馴染み具合といった微細な違いが、作品の仕上がりに影響を与える。 また、一度描き始めれば途中でやり直すことができず、失敗はリテイクに直結する。
描き始める前にはイメージを持たないというYu-ji。
そのため、何が出来上がるか分からない。 緊張感と共に、仕上がりが誰にも分らないという刹那的な魅力が、Yu-ji の作品には息づいている。
アメリカで生まれたスプレーアートは、日本ではまだ浸透していない。
筆者もギャラリースタッフとして、9月に控えたYu-ji 初の個展が、一人でも多くの人にスプレーアートに興味を持ってもらうきっかけになればと願っている。
(執筆者:守屋 監修:大石 )
会期:2023年9月15日(金)~9月25日(月)
営業時間11:00~18:00
会場:Gallery IYN
大阪市北区中崎西1-8-24 アインズビル梅田101
Yu-ji Spray Artist twitter(X)アカウントはこちら→@SPRY_HNclb
instagramアカウントはこちら→@yuji_spray_artist
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