《やよひ 出展歴》
2021年3月 大垣女子短期大学 デザイン学科 コミックイラストレーションコース 卒業
2021年6月 創作活動開始
2021年11月 名古屋COMITIA59 参加・グッズ販売開始
2022年2月 有償依頼受付開始
2022年5月 Gallery IYN企画 ピックアップNEWジャンル展に参加
澄み渡る初夏の青空と、吹き渡る風の清々しさを感じられる絵を目指すイラストレーターの やよひ。
美しい空の描画と共に、涼し気な目元が魅惑的な女性像が彼女の持ち味だが、子供の頃から学生時代にかけては、陰りのある表現が多かったと言う。
彼女が現在の画風に落ち着くまでの軌跡を辿ってみたい。
絵を描くことが好きで高校・短大とイラストを専攻したやよいだが、自身の才にはなかなか自信を持てなかったそうだ。
謙虚で、ややマイナス思考に陥りがちな彼女は、周囲のちょっとした評価、励ましの言葉に支えられて、なんとか描き続けることが出来た。
その頃の作品は暗い雰囲気が漂うものが多く、そのことを指摘されたこともあるが、それは特に意図せず描いた結果だった。
7歳の頃に父を亡くしたショックが非常に大きかったので、それが無意識の内に尾を引いていたのかもしれないと、やよひは振り返る。
非常に繊細で生真面目な彼女は、学校課題に真剣に向き合う分、疲弊もしていたようだ。
彼女の画風に変化が訪れるのは、卒業後に絵とは違った職種に就いてから。
職場へ向かう彼女にエールを送るような澄み渡った空の輝きや雲の表情、また背中を押すような心地よい風・・・自然が与えてくれるその爽快感を、イラストで表現したいと思うようになった。
学生時代も空は変わらず彼女の頭上に広がっていた筈だが、当時の彼女は不思議と気にも留めなかったという。
課題に追われる日々を終えて生活に余裕ができた事と、社会人という大人のステップを一つ登ったことで、景色の見え方が自ずと変わったのかもしれない。
心惹かれた空の色であると同時に、人をリラックスさせる効果があることから、やよひは青色を意識的に多用するようになった。
暖色系の色も好きだが、“青”は やよひにとって特別な色なのである。
ただ自分が描いて楽しいものを描くというだけでなく、見る人の心が落ち着くような絵にしたいと考えるようになったのも、やよひにとって大きな変化だった。
彼女の描くイラストは、そよ風のように優しく鑑賞者の心の中へ入り込んでくるようだ。
2022年からは、SNSアイコンの制作依頼を受け付けている。
完成までに幾度も打ち合わせを行い、必ず2つはデザイン案を用意して、依頼主の理想に近づくための労は惜しまない。
彼女の細やかな感性は、依頼主の希望を聞き取り、思いを汲んでイラストを創造するその工程で存分に生かされている。
たくさんの不安や迷いから、時には方向性を見失ってしまうまで一枚の絵に時間を費やしてしまうという やよひ。
2023年6月下旬から始まるPROMISING ARTIST展示では、彼女が精魂を込めた傑作たちが並ぶに違いない。
彼女のイラストが生み出す癒しの空間へ、是非とも多くの方に足をお運び頂きたい。
(執筆者: 大石)
会期:2023年6月23日(金)~7月2日(日)
営業時間11:00~18:00
会場:Gallery IYN
大阪市北区中崎西1-8-24 アインズビル梅田101
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