イシテヨム in 個性について考える2025
会期:2025年2月20日(木)~2月23日(日)
会場:Gallery IYN
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「学生の頃ならいざ知らず、もう趣味に打ち込む歳でもないのかも」
そう考えるようになったことと、仕事が多忙だったこともあり、絵の世界から一度は離れたイシテヨム。
二次創作活動を長年続け、段々と自分だけの絵も描きたいと思い始めていたところではあったが、そこに時間を割くだけの価値ある才能があるとも思えず、絵筆を持つことのないまま8年程の歳月が流れた。
坦々と、ただ坦々と仕事を熟すだけの日々・・・
果たしてこれで良いのだろうかと悩む彼女の目に、他のクリエイター達の作品が、生き生きと活動している眩しい様子が、SNSを介して飛び込んでくる。
「やはり、私も描きたい。もっと人生を楽しみたい」
己を縛ってしまっていた鎖を断ち切り、イシテヨムは、手放した夢をもう一度追い駆けようとしている。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
イシテヨム:長く自分の個性的な部分は何なのか、何がしたいのかはぼんやりしていました。描くことが楽しいと思えるキャラクターと線の描きこみで、その表情や時々入れる細かすぎる遊び要素で繊細と言っていただける表現が個性なのかなと思っています。
イラスト制作を再開するにあたり、周囲を見渡せば、すっかりデジタルイラストが主流になっている。
「今では、デジタルでないと発信も難しいのかな」と、イシテヨムは新しい描画表現にチャレンジするが、どうも相性が悪いらしい。
自分が好きなのは、ボールペンの先が紙の上を走るのが指先に伝わってくる感覚・・・
また、その瞬間しか生まれ得ない水彩絵の具の滲みや広がり・・・
それを再認識した彼女は今、慣れ親しんだ画材で制作に取り組んでいる。
ただ、せっかく機材も揃えたので、挫折・中断しているが、デジタルイラストにも少しずつ挑んではいきたいと考えてもいるそうだ。
やり直しが出来ないという緊張感もまた、アナログ技法の醍醐味。
イシテヨムは描画中、ふと閃いたアイディアがあれば随時描き入れることが一種の癖になっているそうで、「もっと人物の髪をなびかせてみよう」「ここに、このモチーフを加えたら画面が華やかになるかも」と、作品は当初の構想からどんどん飛躍していく。
それが良い効果を生む場合もあるが、画面の調和が崩れてしまい、失敗することの方が多いのだとか。挫けそうになる時も、勿論ある。
しかし彼女の胸には、ある一つの固い決心がある。
「もう絵を“やめる”ことだけはやめよう」
その思いが、迷いや悩みに立ち向かうための力になっているのかもしれない。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
イシテヨム:アーティストの方々が描かれる、想像力をかきたてられる作品を見て自分もすごくワクワクさせられてきました。そんな風に、世界観や、かっこいい・かわいいを共有できたり喜んでいただけるような創作をしたいです。見たり聴いたりして感じる形のない感情みたいなものも、自分には難しくてよく壁にぶち当たっていますが、どうにか創作に生かしていきたいと思っています。
絵を描いていると、自分の技量不足を感じて悲しくなってしまうことも多いが、そんな時にはいつも、様々なクリエイター達が生み出す素晴らしい作品に、心をほっと和ませてもらってきた。
励まされ、そして元気を与えられた。
出来る事ならば、自分もそんな絵を描きたい。
だからこそ、イシテヨムは制作にあたっては、なるべく鑑賞者が楽しくなれる感情を主題とするよう心掛けているのだそう。
画中人物の様子、表情から、自然とこちらの頬まで弛んでくるような・・・
そうした表現が、彼女の目指す理想であるという。
取材の最後に、彼女にこんな質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
イシテヨム:生まれ育ったのはとても田舎で、時の流れと環境の変化でだいぶ変わりましたが季節や自然を感じられる所でした。影響としては進化しつつも継承されている地元の郷土芸能はきらびやかで躍動感があって創作心をくすぐります。
(取材/執筆:大石)
イシテヨムの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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