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ねると in 個性について考える 2025


会期:2025年6月12日(木)~6月15日(日)

会場:Gallery IYN


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「 海月(かいづき)さん 」
「 海月(かいづき)さん 」


創作全体のテーマを決めるのではなく、その時々に思い浮かんだものを描き出す。

デジタルイラストだけでなく水彩イラストも手掛ければ、アクリル絵の具や色鉛筆にも挑戦することもあり、如何なる型にも自らを押し込めたりはしない。

「節操無くやっております」という言葉からは、自由人としての ねると の気概が感じられるようだ。

その中でも一貫しているものがあるとすれば、それは「己の頭の中にあるものを、誰しもに見える形にして表へ出したい」という思いであるという。


最近の創作活動について訊ねてみると、今年の3月に参加した「CUTE展2」の出展作が特に気に入っており、そこから引き続き“動物の苗字を持つ人外キャラクター”のシリーズを描いているそうだ。

また、4月の「カラープロジェクト」で披露した“7色7人の人外ちゃん”たちは、其々のテーマカラーに合わせて額の塗装を行い、「なかなか可愛らしくて良かったんじゃないかなと自賛しています」とのこと。

来たる「個性について考える」では「雑多さもまた自分らしさである」という考えのもと、《過去の絵柄をマネて今描く》《存在しない本の表紙》《同タイトルで複数点の作品を展開》等々、趣向を凝らした作品たちが並ぶ予定である。




Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。


ねると:イラストとタイトルがセットで真価を発揮するであろう所も特徴の1つなんじゃないかと、自分では思っています。今回このページに掲載していただいたイラストだと「海月(かいづき)さん」のように何も考えていない普通に見たままのタイトルも勿論ありますが、他の2つ「夜明け前が一番暗い」と「全て壊して焼け野原」はイラストそのものだけじゃなくタイトルも一緒に見ていただけたら嬉しいなと思っています。


「 夜明け前が一番暗い 」
「 夜明け前が一番暗い 」

ふと心に浮かんだ取り留めのない言葉、日記に綴った愚痴や、ちょっとしたしんどさの吐露・・・

そこから抜き出したタイトルから絵のイメージが定まっていくことが多く、ねると にとって言葉は絵と同等の重要性を持っている。

「個性について考える」展では、いくつかの作品には実際に文章を添えて展示することを計画しているそうで、ねると らしさをより感じること、知ることが出来る展覧会になることだろう。

是非とも、ご期待いただきたい。


彼女の頭の中には、未だ未だ沢山のアイディアが眠っており、その創作活動はこれから増々飛躍、発展していきそうだ。

自ら架空のVtuberグループを生み出して、そのファンアートを発信してみたり、オリジナルキャラクターである首のない天使達で構成する宗教画など・・・

挑戦したいことが山の如くあり、なかなか着手には至っていないようだが、時間の許す限り、また己の実力が追いつく範囲で、ゆっくり前進していきたいと考えているようだ。




Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。


ねると:とにかく「誰かの記憶に残りたい」という気持ちが薄っすらとずっと存在している創作理由の1つですね。

一時期はいわゆる「皆のトラウマ」が憧れでしたが、狙ってどうこうできるわけでもないので今はもう少し穏便に、コツコツと作品を増やして何かが誰かに刺さればいいなと思っています。

めちゃくちゃデカい夢を恥ずかしげもなく言ってしまうと「私が死んだ後も作品が500年くらいは残っていてほしい」です。妥協して200年でもいいです、とりあえず人間の寿命を超えてほしいです。


「 全て壊して焼け野原 」
「 全て壊して焼け野原 」

絵の世界には、死してなお人々に愛され続けた先人たちが沢山いる。

中でも ねると が尊敬している画家の一人がフィンセント・ファン・ゴッホ。

37年という短い生涯だったが、彼が命を燃やして描いた作品たちは、時代を超えて鑑賞者の心を捕らえて離さぬ大きなエネルギーを秘めている。


またゴッホとは対照的に、晩年まで精力的に絵筆をとり続け、「画狂老人」とも名乗っていた葛飾北斎にも憧れているそうで、自身も絵を道連れに懸命に生き、クリエイターとして天寿を全うできたらと願っているそうだ。


長い道のりの中で、たくさんの課題に直面することになるだろうが、目下 ねると が飛び越えようとしているハードルは、絵の具の塗り重ね技法。

絵の具の層を厚くすることで、ぱっと人目を引くような力強い色彩を生み出せたらと考えてはいるのだが、失敗を恐れて慎重になり過ぎてしまい、薄く弱い印象の仕上がりになってしまいがちなのだとか。

「もっと思い切りよく自由に描けたら、作品がぐっと良くなるんじゃないかなと思ったりしています」と、克服のための道筋は見えているらしく、そのステップを上がり切るまで、あともう一息のようだ。


取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。




Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。


ねると:物心付いてからは引っ越していないので比較対象が無くて、これが影響だと自覚できる部分は無いかもしれません。まあ結構長いこと絵を描いているので、趣味に打ち込むには悪くない環境だったのではないでしょうか。

程よく便利で良い場所だなぁと思ってはいます、他の土地に行きたい願望はあまり無いですね。


(取材/執筆:大石)

ねるとの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

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