福来雀 in GIFT2024
会期:2024年10月25日(金)~10月28日(月)
会場:Gallery IYN
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福来雀 経歴
・2015年から国内外での展示会へ出展
・2020年 初個展
・2023年未来へ届けアートの光展inいしかわ展 にて『芸術大賞 デジタル画部門受賞』
・2015年以降アーティスト誌で新進気鋭のアーティストとして数冊に作品を掲載。
・日本橋art.jp 日本イラストレーター協会などに所属
ライトノベルやミステリー、様々な小説の他に図鑑などジャンルを問わず読書に勤しみ、中学生の頃にはオリジナル小説を執筆するようになったという福来雀。
中でも、オカルト要素のあるものや動物が主人公として活躍したり、妖怪や動物が人間に変身するなど、不思議な世界観の物語に魅力を感じていたという。
家庭の教育方針により漫画やアニメに触れる機会は少なかったが、時折テレビで目にした際に、キャラクター達が闘う姿や、ファンタジックな設定に心惹かれていた。
そうした嗜好が、福来雀の思い描く空想の世界の基盤となっている。
絵に関してはコンプレックスがあり、曰く「私より上手い人は沢山いますし、自分に才能があると思った事は一度もありません」。
だが、自分の頭の中から湧き上がる世界観に没入し、そのイメージを描きだす時間はとても楽しく、充足した時間であるのだそう。
作品を酷評をされ、涙を流したことも幾度となくある。
しかし誰に何と言われようとも福来雀は物語を紡がずにはいられないし、また描かずにはいられなかった。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
福来雀:私が絵を描き始めたのは高校卒業近くになってやっとというくらいの頃でした。
それまで創作は好きでしたが、ラノベの様な小説を書くのが好きで将来は自分の書いた物語を皆に見て貰えたらと本ばかり読んで思っていました。
それまでは絵を描くのが上手かったと褒められた事もなく、学校でも作文の方がよく出来ていたと言われる程で絵に関しては『小説のイメージがこんな感じ』という程度のメモの様なものしか描いた事がありませんでした。
創作作品としては魔法や妖怪が登場するファンタジー世界を小説でも書いていた事から、今ではイラストでもファンタジー世界を描く事が多いです。
福来雀にとって空想の世界は、つらい環境から身を守ってくれる唯一無二の逃げ場所だった。
小学、中学、高校と、いずれの時期も一人で悩みを抱え、苦痛に耐えながらも毎日を生きることが出来たのは、小説を執筆することで現実を忘れることが出来たから。
文筆の道に進むことは叶わなかったが、専門学校でイラストや漫画制作の基礎を学び、そこで作品を自ら発信していくことの重要性も知った。
意欲的にSNSで発表を行い、自身の売り込みにも積極的になり、失敗も多かったが、挑戦を続ける事で実績もまた増えていく。
企業から仕事のオファーを貰ったり、日本イラストレーター協会などへ所属することが出来たり・・・そうした成功体験が福来雀を勇気づけてくれた。
これまで批判的な意見ばかりを聞いてきたので、今でも自分の作品に自信を持ちきれずにいるのだが、だからこそ好意的な感想や講評は深く心に染み入り、どの言葉も大切に胸に仕舞っているという。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
福来雀:私の作品が誰かの心に残ったり、好きだと思って貰えるだけでとても嬉しいです。
私は私の描いたイラストをすぐに消してしまう程、画力に自信はありません。
その為、作品を見て一瞬でも『いいな』とか『好きな世界だな』とポジティブな気持ちで見て貰えたらそれだけで嬉しいです。
そんな気持ちになって貰える様な作品を描けたらいいなと思います。
好きなもの、思い浮かんだことをそのまま描いているだけなので「テーマ」と呼ぶべきものがなく、計画性のなさもまた自らの悪癖であるかもしれないと福来雀は語る。
しかし、だからこそ何者にも縛られることなく、自由な発想で柔軟に独自の世界観を表現することが出来ているのだとも言える。
絵柄にしても、一般的な美しさからは外れているかもしれないが、それこそが個性なのではないか。
もっと一般受けする画風を目指すべきかと悩んだ時期もあったが、「描き癖を直そうと思ったところで、直せるものでもないので」と、最近は開き直りの気持ちこそ大切にしているそうだ。
その上で、多くの人に見て貰えるよう、知って貰えるよう「鑑賞者の心を惹きつける魅力溢れるイラストを生み出せたら」と考えているという。
今後はイラストレーションに加えて、漫画作品の発信機会も増やしたいとのこと。
福来雀に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
福来雀:現代社会では足りている物の方が少ないと思っています。
政治、自然環境の問題など多数の問題があり未来には不安しかないのが現実です。
私には色々な物が足りないと思っています。私はイジメなどの経験がありその経験からか私は他人よりも全てが劣っているのだと思ってしまっている程です。
その上で人気や有名になる絵が描けるほどの満足な画力もなく色んな面で欠落しているとなると思うとかなり現実には絶望する時もありますが、少しずつでも今までのツラい思いが幸せになって返ってくると信じて頑張りたいと思います。
(取材/執筆:大石)
福来雀の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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「漫画家・イラストレーターとして活動しています。イラスト・漫画のご依頼はメールからお願いします。絵柄の確認など詳細はHPをご確認ください。」by 福来雀
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