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アップルT中毒 in GIFT2024


会期:2024年10月25日(金)~10月28日(月)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

展示作品の中でお気に入りのものを見つけたら、LINEで簡単に購入が可能!

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独創的で、素敵なアートをもっと身近に・・・

新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。





イラストレーション

アップルT中毒 経歴


・名古屋芸術大学・芸術学部・芸術学科・イラスト領域・イラストレーションコース卒業(2021年)


・卒業後1年間はフリーランスとして地域の行事のチラシ作成、イラスト作成、キャラクターデザインなど幅広く仕事受注


・2022年からホロライブ切り抜き動画チャンネル「こまいぬ」にてキャラクター、背景着色を担当


・現在はAbemaマンガにて連載中のカラー縦読みマンガ「最強の勇者、魔王に恋する」の着色を担当






幼い頃、アップルT中毒はプリキュアシリーズなど“可愛い女の子”に憧れて、独自の少女イラストを描いて過ごしていたのだが、現在は手がけているのは、時には人体という枠さえも超えたユニークで独創的なキャラクターたち。

方向性が変わった切っ掛けとなったのは、後に映画化もされたアメリカ産のホラーゲーム「Five Nights at Freddy's」。

主要キャラクター達は一見ホラーとは無縁のように思える、着ぐるみのような愛らしい姿をしている。

そんな彼等が人間を襲う様子は恐ろしいのだが、その愛嬌のある風貌ゆえに、アップルT中毒は段々と彼等のすることを憎めない気持ちになり、可愛いとさえ思えたのだそう。

そこから彼女は可愛さと不思議さ、不気味さをも内在させたキャラクターを生み出すようになった。

またゲームだけでなく海外キャラクター全般を好きんでおり、それらの影響も大きいようだ。


アップルT中毒にとってイラスト制作の魅力は、醜悪な一面を持つ現実世界を忘れ、自由で穢れのない世界へ逃れることが出来る事。

もちろん現実世界にも、たくさん楽しいことがある。愛すべきものもある。

しかし同時に、目を背けたいこともまた多い。

イラストは、そうした社会で疲れ果てた精神を癒し、生きていく上で必要な夢や目標を与えてくれた。

創作活動によって絵と関わり続けること。それが彼女の生き甲斐であるのだという。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


アップルT中毒:創作活動に真剣に取り組むようにやったきっかけは中学時代の美術の先生の影響です。

その先生のおかげで絵を描くことの本当の楽しさと難しさ、目的を教えてもらい、今の自分の土台が出来上がったと思います。


イラストレーション

中学生時分、美術教諭の指導のおかげでアップルT中毒は、初めて美術の基礎知識を学ぶことが出来た。

趣味としてイラストを描いてきただけの彼女にとって、授業で教えられる内容はどれも新鮮なものばかり。

大学を出たばかり新任教諭だったため、年齢的にも生徒に近い目線を持ち、授業外でも絵の助言を求めれば、いつでも親身に応じてくれたそう。

教諭の存在がなければ、おそらく絵は趣味で終わっていただろうとアップルT中毒は考えている。


美術大学を卒業してからは、生活のために働き詰めで絵を描けない期間があった。

「このままではいけない」と感じたアップルT中毒は、絵を生業としようと一大決心をして仕事を辞めた。

仲介サイトを利用して、イラスト描画技術を生かせる仕事であれば片っ端から応募。

安かろうが、苦手なものだろうが、仕事を貰えなくては食べられぬ。

膨大な数の案件を引き受け、毎週何かしらの締切に追われている時期もあった。

背水の陣で臨んだからこそ、制作スキルは大いに飛躍したそうだ。


アップルT中毒には、幾度も共に仕事をした戦友とも呼ぶべきクリエイターがいる。

漫画作品のウェブ掲載が決まったその人は、着彩担当を彼女に依頼。

今は専ら、着彩業務に取り組んでいるそうだ。

作者の好みを踏まえた上で配色を行うため、ここでも学ぶことが非常に多く、アップルT中毒は様々な感性を吸収し成長を続けている。



Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


アップルT中毒:見る人に日向にいるような明るい気分になれる感情をGIFT したいです。

かわいい!をお届けできるように頑張ります


イラストレーション

個人的にはとにかく高彩度の色調を好んでいるアップルT中毒だが、ただ鮮やかなばかりでは鑑賞者の視点が定まらず主張不足の絵になってしまうと気付き、最近では色の強弱や関連性にも気を配っているそうだ。


仕事の中で得たこと、学んだことを自らの創作にも生かし、SNSで投稿を続ける中で、先日嬉しいことがあった。

通話アプリでファンと話す機会があり、“生の声”で作品への感想を聴くことが出来たのである。

感想や応援のメッセージを貰うことはそれ迄にもあったが、直接ファンの口から発せられる言葉は格別だった。

「私の絵が好きだと言ってくれる人が、本当に存在する」 改めて、そう実感することが出来たのだそう。


仕事と余暇、どの時間もほぼ絵と向き合っているアップルT中毒が何よりも大切にしているもの・・・それは作品への“愛情”だ。

少しでも嫌だなと感じたら筆が進まなくなってしまうため、“愛”を見失わぬよう心掛けることが創作を続ける秘訣であるのかもしれない。


彼女に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


アップルT中毒:ありきたりな回答ですが、最近の社会、特にSNSには思いやりが足りないと思います。

私自身もその日の気分によって人への対応を変えてしまわないよう気をつけたいと日々思っています。


(取材/執筆:大石)

 

アップルT中毒の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

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