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山口誉司 in ART INPUT 2025


会期:2025年2月6日(木)~2月9日(日)

会場:Gallery IYN


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抽象画
「 太陽と月1 」


山口誉司がアートに触れるきっかけとなったのは、

小学3年生の時に先生に誘われて通い始めたアートスクールで、水彩画や工作を中心に制作していたそう。


小学校高学年になると油彩画に挑戦する機会が訪れ、最初の作品は先生との合作で描いた花瓶の絵だった。しかし、初めての感想は「最悪」だったという。

特有の匂いや、服に残る汚れに対してあまり良い印象を持てなかったが、それでも先生から油彩画の面白さを教わり、次第にその魅力に引き込まれていった。


中学時代には美術部がなかったが、それでも特別講習で油彩画を選び制作を続け、

高校では美術部に所属し、小さなサイズの作品から制作を始めた。

この頃はまだ「現代美術」という言葉すら知らなかったが、

それでも油彩画への情熱は変わらず持ち続けていた。


大学進学後は、より専門的な技術を学び、自身の画力を高めることを目標に励み、

夏休みや冬休みは実家に帰らず、ひたすら油彩画を描き続けた。

研究生時代には水彩画や他の技法も試してみたが、様々な技法を試した結果「自分には油彩画しかない」と再確認したのだった。




Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。

また、何故その作品をお選びになりましたか。


山口誉司:「太陽と月」ですね。今回は万博での記念として太陽と月などを選びました。過去の万博も太陽などのイメージがありましたが、月も追加して掲載しようと思い選びました。


キャンバスアート
「太陽と月2」

「太陽と月」という作品では、太陽を男性、月を女性に見立てられていて、作品に描かれた多彩な色の線は、十人十色の人々や個性を象徴しており、みんなが手を取り合い未来へ歩む姿を表現している。


この作品には現代的な「多様性」という言葉で表せられる表現よりも深く、人々が持つアイデンティティや大切な個性への思いが込められているのだ。





Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。


山口誉司:私が生きていた中で、一番影響が強いと言えばワシリー・カンディンスキーや中村一美といった画家でしょうね。彼等の賑やかな色彩に太い線が一番印象を与えてくれました。


抽象画
「太陽と月3」

山口は、油彩画は自身にとって「感性を一番見つけやすく、感じやすい」技法だと語る。

他の技法で制作する際も同じアプローチを心がけているが、油彩画には油絵具特有の渇きにくさによる独特の質感、色の重なりがあり、完成作品を実際に見たときの印象が圧倒的に違うと感じているそう。


また、すべてを写実的に描くのではなく、沢山の色彩からなる線で描かれた抽象的な表現の中に、感情や見えない部分を濃密に込めることに重きを置いている。それによって鑑賞者には "何を感じたか、何のために描いたのか、なぜこの色を選んだのか" といった点について、ひとりひとりが想像を膨らませて楽しんでくれると嬉しいと語った。


これからも個展や展示会への出展を続け、自分が実際に見たものや感じたものを作品として表現していきたい。また、多くの人に「こんな世界もあるのだ」と知ってもらえる機会を増やしたいと語る山口のこれからの活躍が楽しみだ。


取材の最後に、彼にこんな質問を投げかけてみた。



Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。


山口誉司:特に深い内容ではありませんが、少しずつ前に進んで行く事が一番の理由でしょうね。


(取材/執筆:上田)

 

山口誉司の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

ART INPUTを、どうかお見逃しなく!


山口誉司のSNSも、是非ご覧ください。

Instagram:@sankou1615

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