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ゆめみ花 in ART INPUT 2025


会期:2025年2月6日(木)~2月9日(日)

会場:Gallery IYN


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女の子のイラスト
「冬を生み出す」


一体自分がいつから絵を好きになったのか分からない程に、長年絵を描き続けてきた ゆめみ花。

創作に対する思いが深まり、どのようにしたら独創性のあるイラストが描けるのかと悩んだ時期もあったそうだが、専門学校で教えられた様々な表現手法は、彼女の進む道を明るく照らし出してくれた。


彼女の創作の方向性を決定づけたのは、世界中を暗雲のように覆い尽くしたコロナ禍だった。

まさか自分がこんなに早くに最期の時を迎えるとは思いもせず、病に倒れて帰らぬ人となったは数知れず、その無念さは如何ばかりであったろう。

また体は病に侵されなくても、コロナのために失業した人も多くある。

これからの行く末に絶望し、自ら命を絶った人も・・・


「辛い思いや消し去ることの出来ない悲しみを抱えながら涙を飲み、必死にあがいている人たちの心を、どうにかして救いたい」

そう強く感じた ゆめみ花は、絵に希望を託すことで、誰もが生きやすい世界の実現に貢献できればと、祈りを込めて絵筆を取るようになった。

そんな彼女の作品の中には、様々な花が散りばめられている。

それは、その姿形や香りから人の心を癒すことのできる植物の力を、僅かながらでも絵に宿すことが出来たならという思いからであるという。




Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。

また、何故その作品をお選びになりましたか。


ゆめみ花:『音』という作品が自分の中で1番の代表作です。

この作品は私の思いをめいいっぱい詰め込んだ作品だからです。

少し長くなりますが、見ていただけると嬉しいです。

トルコギキョクという花で、花言葉は希望、女の子の目に混じっている花はキンセンカという花です。

花言葉は「絶望」ということを頭に入れ、下記の文を読んでいただきたいと思います。

この『音』というタイトルは、人間の中にある心の声を音に置き換えたタイトルで、絶望と希望に現点をおいて絶望から希望へ変わっていく子を描きました。

目に混じっているキンセンカは段々花びらとなっていき、この子の目の色はトルコギキョウと同じになっていて、目の表現に注目していただけたらと思います。

この音の中には多くの人が絶望をもって生き、苦しみ、それに耐えきれず自殺してしまう人もいると思います。しかし、絶望している心の中にはほんの少しでも希望はあるはずだと私は思いました。苦しいし、辛いし、こんな自分が嫌いだけど、変わりたいと一瞬ったことあるはずです。それがほんの少しの希望で、ほんの少しの自分の未来の希望だと思います。その未来の希望の音をふとした時間に感じながら、生きて欲しい。生きることをやめないでほしい。そういった思いを込めた作品になります。



キャラクターイラスト
「音」

自分の作品を発信することの意義をはっきりと意識した ゆめみ花は、「多くの人に希望を届ける為にはどうしたら良いだろうか」ということを第一義に、イベントの参加にも積極的になった。

そして自ずと、自身のクリエイターとしての未来設計は以前よりも明確なものに。


勿論、自分が人々のために一体如何ほどのことが出来るだろうかと、不安になることもある。そんな時に勇気を与えてくれるのは、展覧会に足を運んでくれた人達の笑顔、作品を賞賛してくれた言葉の数々だ。

色調を褒めてくれる人も居れば、その幻想的な世界観に魅力を感じると言ってくれる人も在り、また「見ているだけで、心から楽しんで描いておられる様子が伝わってきます」と、ゆめみ花の 心そのものを感じ取ってくれた人も・・・


ただ絵を描いて自己完結するだけでは、何も生まれない。何にも結びつかない。

自分の目指す世界の実現は、絵を見てくれる人の存在なくしては成り立たたず、その人達が居てくれるからこそ自信を持って前に進むことが出来る・・・

彼等への感謝を忘れず、また彼等やまだ見ぬ鑑賞者の幸福を常に願い、日々制作に打ち込んでいると彼女は話してくれた。




Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。


ゆめみ花:創作の方向性がしっかりと決まったのは2021年の6月辺りです。

専門学校卒業後、やはり私は絵でやっていきたいという気持ちがあり、専門学校ではデジタルを主に教えて貰っていましたが、アナログの方が自分にあっていると気づき、ずっと好きだった透明水彩でイラストを描いていこうと決めました。

当時は今の時代、デジタルで描く人が多く、本当にアナログは需要があるのか心配でしたが、透明水彩でイラストを描いている方を探したところ、ゆこりんさんというイラストレーターの方が透明水彩ですごく魅力的な絵を描いていることを知りました。

また、ずっと好きではありましたが、その時くらいから夫婦でお絵描きYouTuberをやっている、なつめさんちさんの動画をすごく見るようになり、ゆこりんさんとなつめさんちさんの影響はすごく大きいと思います。


花のイラスト
「 感情」

デジタルには勿論デジタルならではの魅力があり、また水彩筆ツールを用いれば限りなく水彩に近い表現が可能だが、実際の水彩画においてはどんなメーカーの絵の具や紙を使用するかという点から拘ることができる。

また、水と紙と絵具の奏でるハーモニーを感じ取りながら描き進められる楽しさは格別であると、ゆめみ花 は語る。

時にはデジタル画も描くし、またアクリル絵の具を扱うこともあるが、彼女が一番に力を注ぐ画材は透明水彩で、今後もその手法を極めていくことだろう。


平素より ゆめみ花 は 僅かな時間も無駄にせぬよう心掛けており、例えば洗濯機を回している間に食器洗いや掃除を済ますなど、家事を効率よく熟すことは、制作時間の確保に繋がる。

作業に没頭できるのは夜間だが、それ以外の時間にも出来る事はある筈と、作品の構想を練ったり、ラフ画を描いてみたりと、隙間時間の過ごし方も工夫しているそうだ。

そうした努力が出来るのは、彼女にとって制作が至福の時であることは勿論、国内だけでなく、世界中の人々を救いたいとう大きな目的があればこそ。

取材の最後に、彼女にこんな質問を投げかけてみた。




Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。


ゆめみ花:芸術家というのは、苦しい状況や辛い時期はあって当たり前だと思います。

どう乗り越えたか、私の経験の話になりますが、2つあります。

1つは苦しくても辛くても描く、という選択です。以前まではその選択でも問題はありませんでした。ただ、最近一人暮らしをし始め、絵だけではまだ生活できないので、別で仕事をしています。となると、状況が変わり、苦しくても描く、という選択は体にも負担がかかり、よくない方向になったので、今はやっていません。

2つ目は1つ目の逆で休むという選択です。完全に休むわけではありませんが、こまめに休憩をとったり、オリジナルばかりではなく、模写して遊んでみたりと、休むことで忘れていた気持ちや大切な気持ちを思い出すことが出来ました。

そして、どんな状況においても、絵が好きという気持ちとやっぱり絵が描きたいんだ、という気持ちはずっとありました。なので、その気持ちはこれからも大切にしていき、また苦しい状況になった時に、思い出してゆっくり歩み続けようと思います。


(取材/執筆:大石)

 

ゆめみ花の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

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