田口綾子 in ART INPUT 2025
会期:2025年2月13日(木)~2月16日(日)
会場:Gallery IYN
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キャンバスいっぱいに油絵の具で描かれた、力強く鮮やかな大輪の花々。
それらはピンクと水色の輪郭線で縁どられており、それは人間の命を支える血管や神経をイメージしているのだそう。
気候や害虫に翻弄されながらも、逞しく成長し、懸命に生きる植物の姿に、不安定な社会の中で生きている自分を重ね合わせ、田口綾子は独創的なスタイルで草花を描いている。
それは自然の持つ生命力を讃える絵画であり、そこに自らもそうありたいとう願いが託されている。
また、其々の悩みや苦しみと向き合いながら現代社会を生きる同胞たちへエールを送りたいという思いも原動力となり、彼女は花々を描き続けている。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
田口綾子:「flowers~華曼荼羅シリーズ~」です。
初めて育てた花を描いたことと自分の作風がやっと確立した作品です。
田口が自身の油彩画を初めて披露したのは2009年。
前々年に開かれた第一回中之条ビエンナーレに一鑑賞者として足を運んだ折、いずれの出展作も興味深く、素晴らしい展示内容であったため、自分も参加してみたいと思い、次回展に参加したのだった。
その後、フィーチャーフォンからスマートフォンに買い替えたのを機に、SNSにも挑戦。
より多くの人に、作品を見て貰うようになった。
彼女の作品から、困難に立ち向かう勇気や、生きていくためのエネルギーを受け取る人は多いだろう。
そして彼女自身もまた、絵を通して、植物からたくさんの力を与えて貰っているのだそうだ。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
田口綾子:医療機関の待合室で展示させて頂いた時に患者さんから待っている時に私の作品から元気がもらえると言われた時に人の心に寄り添えるような作品にしたいと思いました。
病に苦しみ、人によっては死とも向き合い、将来への不安を抱えながら通院する人々が、少しでも心を和らげてくれたらとの思いから作品を展示した経験から、自身が絵を描く意味や発表する意義を、田口ははっきりと自覚した。
闘病中の人は勿論のこと、健康面では憂いのない人も、たくさんの不安を抱えながら生きている。
この世に生きている人々は皆、それぞれの身を置く環境の中で雨風に耐える草花と同じなのだ。
だからこそ世界中の人々に、絵の中に込められた祈りとエネルギーを届けたい・・・
「今後は、様々な国や場所で展示したいと思います」と、田口は語る。
取材の最後に、彼女にこんな質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
田口綾子:何もしないで無になることです。それから創作活動以外のことをして自分のキャパシティーを増やしました。
(取材/執筆:大石)
田口綾子の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
ART INPUTを、どうかお見逃しなく!
田口綾子のSNSも、是非ご覧ください。
Instagram:@ayakotaguchi_art
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