- yuko Oishi
- 8月13日
- 読了時間: 4分
更新日:9月10日
朧 in ART INPUT 2025
会期:2025年9月11日(木)~9月14日(日)
会場:Gallery IYN
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ふと心に留まった熟語からインスピレーションを受け、朧はその言葉のイメージを様々な図形の組み合わせに置き換えて、ペン画と見紛うような繊細な切り絵作品を制作し続けている。
その基本スタンスには変わりはないが、最近は模様を切り抜いた黒い紙の下に和紙を貼ったり、水彩で着彩した画用紙をあてがったりと、モノトーンだけの世界に彩りが加わり始めているようだ。
それにより、表現の幅がぐっと広がり出してきたとのこと。
そんな彼女の切り絵制作のにおいて、記念碑的な作品はあるかと訊ねてみると、3ヶ月もの時間を掛けて挑んだ意欲作の思い出を聴かせてくれた。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
朧:『解放」という作品が代表作だと思います。
制作日数が長いことや作品サイズが大きい、海外にも出展したことがあり印象に残っているからです。

「解放」という言葉を表現してみようと思い立ち、抑圧された何かが外へと飛び出すイメージとして、図形が中心から放射線状に広がっていく構図にしたいと朧は考えた。
では、どんな図形をメインに据えるのが相応しいだろうか。
彼女が選んだのは三角形。
それは、自由な空を飛翔する鳥の翼の形状からの連想であるという。
本作の出展先はオーストラリアで、切り絵に馴染のない現地の人々からは「絵だとばかり思っていた」と、その手法に驚く声が多かったらしい。
それが初めての海外展示だったが、機会があれば今後も国内外を問わず、様々な人に切り絵を鑑賞してほしいと彼女は願っている。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
朧:比較的最初の方から今のような幾何学模様の作品になりました。最初は動植物モチーフの作品を作っていましたが、幾何学模様を描いた方がしっくりきたので続けています。

今の所、朧の切り絵作品を構成する図形は、主に直線の組み合わせから成っている。
然し、行く行くは曲線も多用できたらと考えているそうだ。
滑らかな曲線を切り抜くには、直線を切る際以上に、自身のコンディションに左右されてしまう。
難しい課題ではあるが、いつか曲線を使い熟して、更に表現の幅を広げることが彼女の目標だ。
それから、一つの熟語を一枚の作品で表現するだけでなく、例えば四字熟語を二つに分けて、対になる作品に出来ても面白いかもしれないと構想中とのこと。
また、しばらくは展示に向けて大き目の作品を制作することが多かったが、どちらかというと小さい作品の方が得意なので、「今後は小品も沢山生み出していければ」とも話してくれた。
取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
朧:苦しい時はありましたが、気づいたら乗り越えられてました。
(取材/執筆:大石)
朧の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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