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「 花吹雪 」

幼少期より、宇宙から地球に降り注ぐ微細なエネルギーを感じ取っていたという眞野丘秋。

後に経験した苦しい闘病生活の果てに、彼は「自分の生きていることの証明」を画布の上に残すべく、絵筆を取るようになった。

以来、国内外で生命力溢れる作品を発表し続け、2024年4月26日より始まる個展「生命の楽園」は、Gallery IYNでの4度目の個展となる。


作品制作時、眞野は心を無にして大宇宙と一体化している。

大気の中にうごめく粒子を通じて、眞野の中に入り込んだ大自然がそ彼の手を動かし、絵具を塗り重ねてゆくのだ。

神秘体験そのものをキャンバスに封じ込めたような、そんな不思議な作品の数々が一堂に会する展覧会は、いつも圧巻の見応えだ。

今年もまた同様に、いやそれ以上に、素晴らしい展示になるに違いない。


「 雲と波動 #1 」

今回の展示は、「地球上の多様な生命を祝福する展覧会です」と眞野は語る。

個展タイトルにある“生命”とは、一般に思い浮かべられる動植物だけでなく、微生物や素粒子、水など、森羅万象の全てが含まれる。

私たちは無意識ながらも、数えきれないほどの“生命”と共に共存しており、そうした惑星は地球以外には存在しない。

地球は膨大な生命を生み出し、そして育む・・・他に類を見ない創造性を持った奇跡の星だ。


そんな地球への敬意と、地球の生命の一員として生まれてくることが出来た喜び。

また、自分と同じく存在している数多の“生命”たちへの親愛の気持ち・・・

そんな眞野の思いが昇華された作品群が、大阪中崎町のギャラリーの一角で小宇宙を形成する。

それは生命への愛に満ち溢れた、正に楽園のような空間になることだろう。


しかし人類は、地球というこの奇跡の星を果たして「楽園」に出来ているだろうか。

他の生命を軽んじていることはもとより、人間同士でさえ諍いが絶えない。

自分を取り巻く“生命”の素晴らしさに多くの人が気付き、いつかこの星を真の楽園にすることができますように・・・

そんな祈りをこめて、眞野は創作活動に取り組んでいる。


「 春の兆し 」

前回の個展「地球(テラ)という楽園」で並んだ作品は、宇宙の波動をパターン化したものが多かったが、今回の出展作は全体的に流動的な印象を受ける。

自然環境、宇宙の状態によって眞野の描き出す作品の風合いも変わるため、画風にはもともと幅があるのだが、昨年の展示は、言うなれば宇宙のエネルギーの“リズム”を表したもので統一されていたように思う。

ともすれば、今年の構成は“メロディー”であると言えるだろうか。

画布の上に広がる色彩と筆致には、ゆるやかな動きのものもあれば、躍動的なものもある。

それぞれの趣を視覚的に楽しむと共に、眞野の絵筆を通して可視化された この星の様々な側面に、ぜひ思いを馳せて頂きたい。


「 Flowers #22 」

「生命の楽園」では、眞野が2019年から2023年にかけて制作した作品の中から、計22点の原画作品を選出し、披露する予定だ。

国内外どちらでもまだ展示したことのない、未発表作品も多く含まれているそうで、そうした点でもこの度の展示は非常に楽しみである。


個展会期と重なる時期に、眞野は香川県の小豆島で開催されるグループ展にも作品を出品し、また夏から秋にかけてはニューヨークでグループ展とアートフェアに出展する。

来年秋には再びGallery IYNで個展の開催が決定しており、そのアートワークの“これから”に期待が増々膨らむが、まずは本展示で彼の“今”を心行くまで堪能したい。


「 波動 #64 」

春夏秋冬、すべての季節において地球上のは生命が満ちているが、中でも新芽が芽吹く春は、あらゆるものたちが“生きる”喜びを謳歌する時期であると言えるだろう。

「生命の楽園」では、「Flowers」や「春の兆し」「花吹雪」など、春に由来したり、それを連想する作品が多数展示される予定だ。

すべての生命の歓喜の歌が、各作品画面から響き渡ってくるような・・・眞野丘秋の演出する春の世界を体感できるこの機会を、どうかお見逃しなく。


(執筆者:大石)

 

Gallery IYN



会期:2024年4月26日(金)~5月5日(日)

​(※休業要請が出た場合などは延期となる可能性がございます。予めご理解とご協力のほど、よろしくお願い致します。)


営業時間:11時~18時

会場:Gallery IYN:大阪市北区中崎西1丁目8-24アインズビル梅田101

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