- yuko Oishi
- 2 日前
- 読了時間: 4分
SakuraMoti in 個性について考える 2025
会期:2025年9月25日(木)~9月28日(日)
会場:Gallery IYN
~会期中の通販購入について~
展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。
展示作品の中でお気に入りのものを見つけたら、LINEで簡単に購入が可能!
お友達登録をお済ませ頂き、作品名と作家名をご明記の上「購入希望」とメッセージを送るだけ!
スタッフが迅速に対応し、作品の詳細や購入手続きのご案内をいたします。
独創的で、素敵なアートをもっと身近に・・・
新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。


物心がついた頃には絵を描くことが大好きで、特にロリータファッションやファンタジー風ファッションが大好物だというSakuraMotiは、描きたいコスチュームの魅力を最大限に引き出せるキャラクター造形にも力を注ぎ、一人一人のバックボーンもしっかりと練り上げた上で描画に臨んでいる。性格によって、着用する衣服の色味も異なるだろうし、そのデザインも、装飾品も自ずと変わってくる。
それぞれの個性を追求しながら、女の子であれば“可愛さ”を、男の子なら“カッコよさ”で鑑賞者を魅了するようなイラストを描くことを目標としているそうだ。
特に拘りのあるフリルを描く際には、どの箇所を見ても布地が同じ形状の波打ちにならないよう注意を払っているそうで、まるで裁縫師がクライアントの晴れ姿を思い描きながら一針々々縫い上げるかのように、その描画はとても細やかで真心がこもっている。
そんな作者の思いを身に纏っているからこそだろう。
少女たちの笑顔はより愛らしく、より輝きに満ちているようだ。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
SakuraMoti:私は目のキラキラ感や髪のつやつや感にこだわりがあり、多くの少女漫画やニチアサなどに影響を受けたんだなと自負しています。
この部分は私の作風の個性と言えると思います。

専門学校ではアニメーターとしての実績のある教員や、その他色んな教員から直接指導を受け、「プリキュア」シリーズを筆頭にした憧れの作品の描画手法に近づくことが出来たが、瞳や髪の輝きを追求し過ぎてしまい、卒業後もしばらくは程よいバランスを摸索して悩んでいたとSakuraMotiは語る。
しかし、昨年改めてオンデマンド講座でデジタル画手法を学び直し、煌めきとシンプルさを両立した塗り方を見つけることが出来たのだとか。
スッキリと見やすい画面でありながらも、少女たちからは依然として輝きが感じられる・・・
それが、彼女が到達した理想のイラスト表現だ。
瞳を描く際には、長年手本としてきた「プリキュア」たちのそれ以上に複数の色を用いている。
要所々々の細やかさと、それを引き立たせるために敢えて描き込みを抑えた箇所のメリハリが、SakuraMotiならではの味わいを生み出しているのかもしれない。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
SakuraMoti:世界に活躍しているマルチクリエイターを目指しています。ゲームイラストやキャラクターデザインなど、イラストレーターとして私じゃないといけないと、求められるクリエイターになりたいですね!

毎日の生活の中で疲れた時、苦しいことがあった時、描画に没頭したり、過去に描いた作品を眺めたり、描きたい世界について夢想する時間があるからこそ、自分を見失わずに頑張ることが出来る。
大好きな世界を持っているということは、自分を癒す術を持っているということでもあるのだろう。
これからも創作はSakuraMotiにとって、掛け替えのない心の拠り所であり続ける筈だ。
また、創作によって人と人の繋がりが広がることもある。
中学生の頃に任天堂のパラパラ漫画の共有ソフト「うごくメモ帳」に夢中になったことから、SakuraMotiは絵を発信することでコミュニティが広がる楽しさを知った。
これからも彼女は作品発表を通して、多くの人と素晴らしいひとときを分かち合っていくことだろう。
「個性について考える展」では、七つの色の宝石と感情をテーマにした少年少女たちの姿を披露する予定であるそうだ。
取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
SakuraMoti:私は本当に環境に恵まれていると感じます。友人、家族、土地も行きたい場所に行こうと思えばすぐに行ける環境…すべてに感謝です。これからもこの感謝を返していけるように最高の作品を仕上げていきたいと思います!
(取材/執筆:大石)
SakuraMotiの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
個性について考える を、どうかお見逃しなく!
SakuraMotiのSNSも、是非ご覧ください。
Instagram:@azuki_in_aqa
いいねやフォロー、ご感想やご依頼、お問合せのメッセージ大歓迎です。