- yuko Oishi
- 4 日前
- 読了時間: 4分
莉斗 in 個性について考える 2025
会期:2025年6月12日(木)~6月15日(日)
会場:Gallery IYN
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例えば花を画中に描き込むならば、花言葉やその花にまつわる逸話や迷信を念頭に置き、動物を描くならその象徴性に重きを置く。
莉斗の手から生まれるイラスト作品の中には、意味を持たないモチーフは存在しない。
全ての要素が鑑賞者に何かしら語り掛け、または何かを示唆している。
その創作スタイルそのものが個性でもあるのだが、描かんとするテーマに合わせて描画手法を変えている為、輪郭線を用いる時もあれば用いない時もあり、色の塗り方も様々で、画風は必ずしも統一されていない。
「絵の雰囲気が変わっても、私が描いたものだと分かって貰えるように」と、如何に自分らしさを追及と描き分けを両立させるのか、それが今後の課題であるという。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
莉斗:個性的とは違うかもしれませんが、髪だと思っています。
人物を描くうえで特に力を入れるのがこの部分です。
長い髪はついなびかせてしまいます。
とっても楽しいです。
「髪描くの楽しかったでしょ?」とよく言われるぐらいには絵に出てると思います。

自他共に認める個性の一つである“髪”の描写を今後も極めていきたいと語る莉斗は、髪の流れから、鑑賞が画中世界を吹き抜ける“風”をも体感できる作品を目指しているそうだ。
「個性について考える」展では、彼女ならではの風の表現、空気の表現にも着目しながら、それぞれの作品をご堪能いただきたい。
展示作品の共通テーマは「月」を予定しているそうで、月に由来する題材や、月の浮かぶ風景など様々な視点から月の魅力をアプローチしたいと考えているそうだ。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
莉斗:一目見て私が描いたと分かってもらえるような、そんなアーティストを目指して創作を続けてきました。
まだまだ道程は遠いですが、これからも個性を磨いていきたいです。

これまでに描いて来た数々のモチーフの其々に愛着があるだろうが、中でも気に入っているものを一つ挙げるなら何かと問えば、「彼岸花がとても好きです」と莉斗は答えてくれた。
死にまつわる花であり、毒を持っていることや「持ち帰ると火事になる」という言い伝えもあって、不吉とされる花ではあるのだが、花言葉には「また会う日を楽しみに」や「想うはあなたひとり」等ロマンチックなものもあり、その二面性が魅力であるという。
その美しさと不気味さを、今後も積極的に画題に取り上げていきたいとのこと。
他にも様々な意味を秘めたモチーフたちが、これから莉斗の手によって描き出されていくことだろう。
「私の描く世界を少しでも多くの人に届けられるように頑張りたいです」と、今後の展示活動への意気込みも聴かせてくれた彼女へ、取材の最後に次のような質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
莉斗:夜や星、植物(特に花)をモチーフに取り入れることが多いのですが、故郷が自然豊かな場所だった影響だと思っています。
四季折々の植物、静かな夜に輝く満天の星空。
そこに住む人や環境が変わっても、この風景は変わらずいてほしいと願っています。
(取材/執筆:大石)
莉斗の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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