- yuko Oishi
- 5月25日
- 読了時間: 5分
更新日：6月11日
にむよよよ in 個性について考える 2025
会期：2025年6月12日（木）～6月15日（日）
会場：Gallery IYN
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2023年に開催した初個展「ふでのあと」では、与えられたお題に日々取り組んだ「30日お絵描きチャレンジ」の成果を にむよよよ は披露してみせた。
その後、2024年秋からは「100日チャレンジ」として毎日絵の投稿を続けたことで、年を明けて目標が達成した折は、日々の積み重ねのおかげで人物描写の腕が磨かれたことを実感することが出来たそう。
彼女は正に、挑戦の人である。
子供の頃に絵画教室で学んだことや感じ取ったことを生かし、デジタルイラストに於いても色彩分割法の原理を取り入れて、陰の部分でも濁りのない、鮮やか且つ深みのある色調を生み出している点が彼女の持ち味の一つ。
しかし「個性について考える」展に向けては、アニメ塗りを試してみたり、原色に近いマットな色面表現にも挑んでいるのだとか。
自身の個性を見失うことなく、同時に冒険心や探求心も忘れずに、にむよよよ は常にチャレンジすることを楽しんでいるようだ。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
にむよよよ：カートゥーンのようなポップさと少女漫画のような柔らかい絵柄の両立、様々な色味が混ざりあった厚塗りです。
塗りは見てくださる方によく、アナログみたいといっていただけることが多いです。
母親が地元のフリーマーケットで自作の薔薇や桜のリース等を出品するにあたり、共にブースに設置する絵を描いてほしいと頼まれた にむよよよ は、ハンドメイドとの共演ならアナログ画が相応しいだろうとと考えて、近頃久しぶりに水彩色鉛筆でイラスト制作に挑んだそう。
デジタル表現に慣れ切ってしまっていたこともあり、想像以上に苦戦をしたようだが、これを機に色鉛筆やコピック、アクリル絵の具も加えて手法を探求をし、その成果を「個性について考える」展で披露できればと考えているそう。
デジタルでもアナログでも、多様な塗り方を試しながら、その中から一貫した“個性”を自らも見出したいと共に、鑑賞者にも感じ取ってほしい・・・
そんな願いを胸に、彼女は展覧会に向けて、試行錯誤をしている際中だ。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
にむよよよ：好きなものを表現できるアーティストを目指しております。
今後としましては、結構手癖で描いていることが多いなと思うので、あくまで個性は残しつつももっと幅広いモチーフや雰囲気で描けるような表現者になりたいと考えております。
にむよよよ が描くイラスト作品には、花や果実を擬人化したキャラクターが多く登場する。
それは、そのままでの姿でも充分に可愛い花や果実が女の子の姿になったなら、なお一層可愛らしくなるのではと考えてのこと。
実際に描かれたキャラクター達は、いずれも愛らしく可憐である。
しかし、チャレンジャー・にむよよよ は「可愛いの追及」以外の表現もまた摸索している。
これまでは小振りの花ばかりをモチーフにしていたが、例えばラフレシアのような大輪中の大輪の花、はたまた蓮のような“可憐さ”よりも“荘厳さ”が感じられるような花にも挑んでみたいとのこと。
果物も、ドリアンのようなユニークな形状のものを擬人化してみてはと検討しているようだ。この果敢なチャレンジに、増々目が離せない。
取材の最後に、彼女へ次のような質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
にむよよよ：親も元美術部で絵を描くことやオタク的な所には寛容だったので、今好きに絵をかけているのはそういった環境のおかげかなと思います。
土地柄というと少し違うかもしれませんが、通える場所に絵画教室があり、それに通わせてもらっていた、もらえた環境であるというのも大きいと思います。
地元はそれなりに田舎なので昔は都会の方がいいと思っていましたが、あのほのぼのとした穏やかな雰囲気が恋しくなる時もあります。
（取材/執筆：大石）
にむよよよの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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《 にむよよよ プロフィール 》
今回は個性について考える展ということで、塗り方の違いや絵柄の違い、#自分の絵柄の特徴あげてもらってそれを全部封印した絵を描くのタグを元に真逆のイラストを描いてみるなどをしてみました。
＜あげていただいた特徴＞
柔らかそうな感じ、丸っこい輪郭、ふんわりとした雰囲気と厚塗り、低めの等身、お花、ピエロ、女の子、優しい色使い、全体的にほわっとした優しい色してる
そして、私のX(旧Twitter)にて塗り絵を配布しておりますので、宜しければ是非皆様も塗って、個性について考えてみてください。
