- yuko Oishi
- 9月21日
- 読了時間: 5分
更新日:3 日前
ケロり in 個性について考える 2025
会期:2025年10月2日(木)~10月5日(日)
会場:Gallery IYN
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自分の描いたオリジナルキャラクターをぬいぐるみにしてみたい。
また、自分にとって理想的なぬいぐるみが欲しいけれど、それは何処にも売っていない。
それならば、いっそう自分で作ってしまおう。
それが、ケロり がぬいぐるみ製作を始める切っ掛けだった。
その後、高校生の時に病に倒れてしまった彼女の、ほぼ寝たきりに近い状態の闘病期間中、ぬいぐるみ達は優しく支えてくれた。
ぬいぐるみ製作は、小康を得た折のささやかな楽しみであり、癒しの時間。
そうして、どんどん仲間が増えて賑やかになっていくぬいぐるみ達を前に、「この子たちが、色々な人の目に触れたら良いなぁ」と思い、ネット販売を開始したそう。
少しずつ彼等を手元に迎えてくれる人が増え、現在に至る。
「あなたに癒しをお届けしたい」 そのコンセプトのもと、ケロりは一針々々真心を込めて、哺乳類、魚類、爬虫類、はたまた空想の動物まで、様々な生き物に命を吹き込んでいる。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
ケロり:私の主な作品は目がボタンでできております、またボタンはほとんどの作品で木のボタンを使用しております。目が木のボタンのぬいぐるみはなかなか珍しく、個性的だと自身では感じております

目のボタンに拘るようになったのは8年前からで、ぬいぐるみらしい可愛さが引き立つのではないかと思いついての事。
ケロり自身も気に入っているし、反響も良かった。ぬいぐるみを見てくれた人に温かい気持ちになって欲しいので、自然の温もりが伝わるようにと木製のボタンをチョイス。
また、ボタンと聞いてケロりが真っ先に思い浮かべる形状であることから、必ず四つ穴ボタンに用いているそうだ。
ぬいぐるみの体に使う布地は自分で色を染めており、「なるべく長くそのままの姿でいてほしいので」と、色落ちを防ぐべく染料には気を配っているとのこと。
染める色は一色とは限らない。
虹色の布を作ろうと思い立ち、一色々々筆で染料を塗ったこともあるそうで、素材作りの時点から、ぬいぐるみ作りに懸ける彼女の直向きな思いが感じられるようだ。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
ケロり:私自身がつらい時にぬいぐるみに支えてもらった経験があり、どこかで寂しさやつらさを感じているあなたに少しでも安らぎをお届けできるアーティストを目指しています。今後は、もっと表現の幅を広げて、ぬいぐるみだけどリアル、リアルだけどぬいぐるみを感じられる作品を製作したいです。

ぬいぐるみを作る際は、まずはモデルとなる動物を図鑑等でじっくりと観察。
時には動物園に赴いて、直にその姿を眺めることも。
現実世界にはいない幻獣を作るとしても、部分的には実在の動物が参考になるので、どんな作品に於いても観察が基本となる。
今後の展望としては、布製の模造骨格を作って内部に入れ込み、抱き上げた時に本当の動物に触れた際のように感じられる作品を目指したいと考えているそうだ。
骨組みが入っても、ぬいぐるみらしい“くったり”とした柔らかさも残るよう、まだまだ試行錯誤中であるという。
また現実味を追及しながらも、変わらず目にボタンを用いることで、ぬいぐるみらしさも表す。
そうした、ほんの少しのデフォルメとリアリティのバランスについても、制作時はいつも考えを巡らせているとのこと。
「ぬいぐるみの柔らかい雰囲気や暖かい触り心地、持った時に感じる"いのち"の重みなどを拘りましたので、それを是非感じていただけたら幸いです」
「個性について考える」展に向けて、そんな風にケロりは話してくれた。取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
ケロり:私は本当に環境に恵まれており、私の個性を否定されずに育ってきました。また母親や周りがぬいぐるみや動物が好きだったのも影響を受けていると思います。私とゆう人間をたくさん受け入れてもらって素敵な人がたくさんいる故郷が大好きです。
(取材/執筆:大石)
ケロりの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
個性について考える を、どうかお見逃しなく!
ケロりのSNSも、是非ご覧ください。
Instagram:@kerori854
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《 ケロり プロフィール 》
あなたに癒しをお届けしたい…をコンセプトに手触りにこだわった、少し不思議なぬいぐるみを生み出しております