- yuko Oishi
- 5月25日
- 読了時間: 5分
更新日:6月11日
ひなたあおい in 個性について考える 2025
会期:2025年6月12日(木)~6月15日(日)
会場:Gallery IYN
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漫画作品「4×2=8」は、8人の少年少女の日常と成長の物語。
本腰を入れて執筆に取り組み始めたのは6年程前からだが、ひなたあおい の頭の中には、中学生の頃から既に彼等が棲みついており、長らく温め続けてきた構想を描かぬままでは勿体ないと思い立ち、今日まで描き続けている。
エピソードの軸となるコンビはその都度変わり、「この子とこの子なら、こんな展開になる筈」と、キャラクターの性格から物語が発展していく。
「今回はあの子の出番がなかったから、次はあの子と組ませて話を組み立ててみよう」と、アイディアは次々と浮かんでくるそうだ。
漫画では子供たちの日常生活のリアルさを追及するが、イラスト作品は言うなれば非日常的なパラレルワールド。
キャラクター達をテーマに合わせて様々な姿で描けることがイラスト制作の醍醐味であり、時には妖精になったり天使になったり、漫画の中では描けないような衣裳デザインを楽しむことが出来る。
漫画が主体ではあるものの、イラスト作品だからこその趣向の中にも、ひなた の個性が垣間見られるようだ。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
ひなたあおい:男の子と女の子の双子のキャラクターがいて、男の子と女の子を一緒に描くことが多いです。
女の子はかわいいと、男の子はかわいくてかっこいいとよく言っていただけます。

自身の挙式の際に「あの子たちにも婚礼衣装を着せてみたい」と閃いたそうで、「個性について考える」展でひなた は、ウェディングをテーマにしたイラスト作品を披露する予定だ。
これも、漫画の中では見ることの出来ない装いとシチュエーションである。
愛らしい花嫁、花婿たちの姿を、ぜひ会場でご堪能いただきたい。
加えて、漫画内に於ける子供たちの衣裳についても訊いてみると、より等身大でリアルなキャラクターに感じてもらえるようにと、実際に同じ年頃の少年少女が着用していそうな衣服を着せてやるよう心掛けているのだそう。
しかし、そのリアルさがなかなかどうして難しく、特に少年たちに至っては、彼等がお洒落に目覚めるのはもっと先であろうから、ファッションに無頓着ながらも其々の好みや性格を如何に服に投影させるのか、キッズファッションのカタログを参考にしながら、いつも頭を悩ませているそうだ。
それも踏まえてイラスト作品中の装いを眺めてみてるのも一興かもしれない。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
ひなたあおい:少女漫画家を目指した時期もありましたが、それだけでは自分らしさを発揮できなくて、今では自分らしさを充分に発揮した作品作りを心掛けています。
絵を描くことを苦しいと思うことなく、これからも続けていきたいと思っています。

現在はデジタル着彩で作品をしあげている ひなた だが、線画は紙に付けペンで描いたものをスキャンしているそうで、作品の基盤は今もアナログであると言える。
ペンタブレットを使ってみたこともあるそうなのだが、自身の望む線とはどうしても異なっており、やはり使い慣れたものの方が表現の幅も広がるだろうと、半アナログとも呼べる描画手法に拘っているそうだ。
また、着彩時は画面に統一感が生まれるよう、ベースカラーのレイヤーの上から、其々の固有色を塗り重ねているそうで、かつて絵の具を用いる際と同様の手順であるとのこと。
描き手がこれまでに経験してきた描画手法の全てが、今日の作風に繋がっているのだと、取材を通じて改めて教えられるようだった。
最後に、ひなた に次のような質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
ひなたあおい:関西生まれ関西育ちで、敬語で喋っていてもイントネーションなど関西なまりが取れていないようで、「僕も関西出身だけどそんなになまってないよ」と言われたことがあります。
しかし、わたしは関西なまりをカッコ悪いと思ったことはなく、むしろ誇りに思っています。
このなまりは私を育ててくれた両親からの影響だと思います。私をこれまで育ててくれた両親に感謝しています。
(取材/執筆:大石)
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