有紀 in GIFT2024
会期:2024年1月19日(金)~1月22日(月)
会場 Gallery IYN
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有紀 経歴
・「sword展」シリーズ出展 (boji hair+gallery )
2021年sword展
2022年sword展Ⅱ
2023年sword展Ⅲ
・2022年「海と川の生き物展2」出展(boji hair+gallery )
・2022年「ペーパーアート展」出展(合同会社日本文藝)
・2023年「CROSS OVER展 vol.43」出展(香港アートセンター JCCAC / Harbour North)
・2022年 個展「灯り」開催(たかつきGallery R)
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
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小・中・高と、有紀の得意教科は美術だった。
絵画も好きだが、中学の授業でセロハンに模様を切り出してランプシェードを作って以来、カッターを用いた細かな工作に没頭していたという。 教育大で美術学科を専攻した彼女が、3回生の授業で取り組んだ「切り絵」というジャンルに夢中になるのに、時間はかからなかった。
紙を切り抜いて生み出される線からは、ペンの強弱によって生まれる線とはまた別のぬくもりが感じられ、そのあたたかみが魅力であるという。 大学卒業後に一度教職に就いたが、その後 絵画教室に勤務。大人から子供までの幅広い年齢層を相手にアートを教える中で、改めて自身の作品と向き合い、切り絵作家としても歩み始めた。 繊細に草花や水の流れなどを繊細に切り抜く刃先は、有紀の胸に溢れる身近な人々への感謝の思いに形を与えている。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
有紀:切り絵を主に制作しています。
もともと絵を描くのはとても好きだったのですが、それと同じくらい紙を切って何かを作ったりすることも好きで、中学生のときはよく紙で作った立方体にカッターで模様をつける、みたいなことをしていました。
本格的に切り絵を始めたきっかけは、大学での授業です。造形の授業だったのですが、切り出した線で形ができるのが楽しくて、そこから切り絵の魅力にハマっていきました。
まだまだ課題が多いですが、いつもそばにいてくれる人、作品を見てくださる方への「感謝」を大切に一つずつ線を切っています。
教職をやめて転職するまでの間、たくさんの人に励まされ、支えてもらったという有紀。
尖がり帽子を被った人物が、その手に抱えきれぬ程の花々を抱る「 君に感謝の花束を」と「花束」で、彼女は言葉では言い尽くせぬ感謝の思いを、咲き誇る花たちに託した。
辛い時、苦しい時、悲しい時も、絵を切る時には全ての雑念を取り払うことができる。
気持ちに区切りをつけ、心を落ち着かせる手段があるということは、彼女にとって救いだった。
花々には、「切り絵」そのものに対する感謝も込められているのである。
尖がり帽子の人物は、学生時代に作った「旅の途中」という作品から登場する。
帽子は、旅装束のイメージ。表現者として、社会人としての自分の門出に寄り添い、人生という旅の道連れとして、今も有紀を助けてくれているという。
他にも、闘病経験で感じた「つらい状況も、自分の見方、感じ方次第で変えることができる」ということを万華鏡になぞらえてみたり、
誰しも完全な孤独になること決してなというメッセージを、平等に人々を照らしだす月で表現してみたり・・・
有紀の作品からは、見る人を励まし、背中をそっと押してくれる優しさが溢れている。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
有紀:作品を見ていただいた方が、少しでも明るい気持ちや、温かい気持ちになれますように、そう思いながら制作をしています。何か少しでも心揺さぶるものがあれば、とても嬉しく思います。
小学生から高校卒業まで続けて来た合唱団の仲間と今も交流を続けたりと、有紀は人との「縁」を大切にして生きている。
これまで知り合った人たち・・・また、これから出会う人たちへの思いを込めて、彼女は これからも優しさに満ちた作品を世に生み出していくことだろう。
また、制作の活動を通して知り合った人々との対話から「自分にはなかった価値観や考え方に触れることができ、勉強になっている」と有紀は語る。
わたしたちは、実に多くの人と関わり合い、支えられて生きている。
そんな感謝の気持ちを作品に刻み続ける有紀に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
有紀:欠落、というか、やっぱりまだまだ経験も、知識も足りないなと私自身制作する中で感じています。
本当に色々な価値観や考え方があって、もちろん自分の中にもそれがあって、伝えたいことや今大切にしていることを、作品にして表すために技術を磨くことはもちろん、もっと色々なものに触れていきたいなと日々感じています。
(取材/執筆:大石)
有紀の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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