剣崎ククリ in GIFT2024
会期:2024年10月11日(金)~10月14日(月)
会場:Gallery IYN
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剣崎ククリ 経歴
・SNS用アイコンイラスト作成 6件
・動画配信用サムネイルイラスト作成 1件
・CDジャケットイラスト作成 1件
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。
中学高校生時代の部活動の仲間とは、今も時折会って絵を描くことがあり「共に楽しんでくれる人がいるからこそ創作を続けていられるのかもしれない」と、剣崎ククリは語る。
また、現在はSNSを活用することで、より広く絵描き仲間と交流し、刺激を受けることが出来ているのだそう。
描くことで感情を整理したり、好きなものを発信して誰かと共有したり・・・・・・それは剣崎にとって“なくてはならないもの”であるという。
RPGゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズが特に好きだという彼女は、デザインを手がけた天野喜孝の展覧会へ足を運び、画集を大切に持っているという程、その世界観に強い憧れを抱いている。
ゲーム中に登場するモンスター、クリーチャーたちに心惹かれており、それらは自身の作風にも大きな影響を与えた。
架空の生き物ではあるが、例えば人魚なら“人間と魚”など、現実に存在する生き物の組み合わせで構成されていることが殆どで、そのバリエーションは無限に広がる。
それらは剣崎にとって、飽くことのない探求テーマだ。
その他、80年代のファンシーファッションやレトロポップへの思い入れも、彼女の作品の中に見受けられる。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
剣崎ククリ:物心ついた頃から絵を描いてます。ポケモンが好きなので真似して描いたり、オリジナルの漫画を描いて友達と見せあったりしていました。デフォルメ頭身のイラストやモンスターデザインが特に好きで、現在は「天使」をテーマにしたシリーズものの創作をX(旧Twitter)にて毎日投稿しています。
昨年はフリーアイコン画像をSNSで毎週アップロードすることを自らに課し、その活動が実績と評価に繋がった。
「アイコン、使わせて頂いています」「毎週楽しみにしています」という感想の他、投稿アイコンが切っ掛けとなって有償依頼をもらうこともあり、「継続して作品を発信することの大切さを実感しました」と剣崎は語る。
また、昨今のAI生成イラストの台頭も鑑み、誰にも真似をすることのできない絵柄を目指しており、鑑賞者から作風を「特徴的ですね」と言って貰えた際は、とても嬉しかったそう。
そんな剣崎が今年取り組んでいるのが、一日一枚、天使を題材にした作品を公開すること。GIFT展で複数作品を披露するにあたり、何か一貫性のある作品構成にしたいと思い、考えたのが「天使」シリーズだ。
もともと学生の頃から描いたキャラクターをアップデートすると共に、日々新たなキャラクターが誕生している。
一概に天使と言っても、その姿は様々だ。
光輪と翼、その両方かどちらかあれば、多様な天使を生み出すことが出来る。
ベースに人体にすることもあれば動物にすることもあり、「自分でも想像しなかったイメージが画面に浮かび上がる。それが、とても楽しい」と彼女は語る。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
剣崎ククリ:どの作品にも自分の「好き」や「お気に入り」を詰め込んでいます。ふと足を止めて「これなんか良いな」「気に入ったな」と思える作品をひとつでも見つけて頂けたらとても嬉しいです。
剣崎がデジタル手法を用いるようになったのは社会人になってからで、当初パソコンで描いていた際は思うような描画ができず苦労したが、iPadなら嘗てノートに落書きをした頃に近い感覚で描けると、導入以来ずっと愛用している。端末を持ち歩いていれば、描きたいと思ったらすぐに描画に取りかかれるので、仕事の休憩時間も活用することができる。
iPadは彼女の一日一作の投稿をサポートしてくれる強い味方だ。
休日にはカフェで息抜きをしながら、また時には水族館に足を運んでスケッチをすることもあるそうで、“創作”は彼女の生活の中に、すっかり溶け込んでいる。
デジタル手法を取り入れることで、アナログ画と比べ、使える色数が格段に増えた。
カラフルな色調が好きだという剣崎は、その色彩の幅に心躍らせながらも、「いたずらに色を増やして画面がごちゃごちゃしないように」と色の選択には気を配る。
彩りがありながらも、まとまった雰囲気の色彩構成を目指しているそうだ。
これまでに、アイコンイラストや動画のサムネイルイラスト、CDジャケットイラストを手がける機会に恵まれたが、それらは全て、自身の作品を高頻度で発信し続けたからこそ繋がった縁。
今後も様々な媒体で作品を展開できるよう、活動に力を入れていきたいと剣崎は語る。
少しでも多くの人に、自分のイラストを届けられるように・・・その思いが、彼女の創作の原動力だ。
彼女に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
剣崎:自分の「好き」にじっくり向き合う時間です。私自身やってしまいがちなのですが、SNSで見つけた作品に流れ作業みたいな感覚でいいねを押したり、つい反応の数に目がいったりしてしまう人も多いと思います。リアクションで手軽に好きを伝えられるのも素敵なことですが、それ以上に作品を見た時の自分の心の動きを大切にしたいなと思っています。
(取材/執筆:大石)
剣崎ククリの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2024を、どうかお見逃しなく!
剣崎ククリのSNSも、是非ご覧ください。
X(twitter): @Kkr_Elsheep
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garurubaqiao@gmail.com
《 剣崎ククリ プロフィール 》
人のような、人ではないような少年少女を描くのが好きです。
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