sei in GIFT2024
会期:2024年8月2日(金)~8月5日(月)
会場:Gallery IYN
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sei 経歴
・「ドローイング展vol.5」出展(Gallery IYN)
・「食べる食べる食べる展〜2023秋〜」出展(AAA Gallery)
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。


幼少期から、過酷な環境を強いられていたseiは、家庭でも学校でも感情を誰にも言えなかった。
行き場のない感情に悩んでいた彼女は絵を描くこと、"GIFT(創作する才能)"によって世界に彩りを感じると共に、感情を吐露する機会を得たという。
現在は、ボランティアや知人からの依頼で「誰かのために」描く事で、絵が他者とのつながりにもなっている。
結婚式のウェルカムボードや誕生日のイラスト等、知人やクライアントの人生の節目に自分のイラストを選んで貰った時、描き続けてきて本当に良かったと彼女は語った。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
sei:小さい頃から本や音楽、絵を描くことがとにかく好きでした。中学生の時に模写を覚え高校では二次創作をしつつ合同イラスト本に参加させていただいたり美術部に入り精力的に絵を描いていましたが、就職を機に筆を取る時間は減りました。
再燃したきっかけは学生の頃から行っているボランティア活動です。
コロナ禍となり非接触、非対面で自分にできることを探した時ポスター制作やメッセージカードのイラストを描くことを始めました。
そこから少しずつ画材の幅を広げたり描く時間を増やしたり、他のイラストレーターさんの展示を見に行ったり自分が展示に参加してみたり、視野が広がることを感じながら外に発信することに挑戦しています。

世間的には非難されるような気持ちも、抑制せず思ったこと、感じていることをありのまま筆にのせるようにしているsei。
その思想は、希死念慮が常にあったという程、幼少期からの苦しい体験に起因する。
辛い日々の中で、出会ったのが漫画「家庭教師ヒットマンREBORN」。中でも特に好きだったキャラクターが暗殺者のベルフェゴール。
一般的には非難されるべき快楽殺人者だが、死を身近に感じていたseiにはとても魅力的に感じた。
また、他のジャンプの漫画作品からも迫力あるアクションの表現や、色の塗り方を模写で学んでいった。
過酷な環境の中、絵を描く事、多様な表現の在り方を知り、友人たちには話せない内面の葛藤に向き合いながらも、彼女の心は絵の中に息づいている。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
sei:誰しも人間なのだから汚い感情だって持っているし何の生産性もない無為な時間だって無駄じゃない。自分で自分を否定しないでほしいと思います。
疲れた時や耐えられない時、嬉しい時に自分を感情を肯定してあげられるようなイラストを届けたいです。

可愛いものが好きなこともあり、作品制作する際はアナログ画材ならではのにじみや、混色を出せるよう主線に色鉛筆を用いる。温かみを感じる配色や、ピントをどこに合わせるかを特に意識しているという。
温かで華やかな世界の中に明るい感情のみならず、負の感情までもを包み隠さず表現すること。
絵で自分の心をさらけ出すことで、解放感と安心感を得る。
それによって外向けの顔と、本音の自分の均衡が保たれているのだ。
どんな感情にもそっと寄り添って肯定し、優しく包み込んでくれる彼女の描く世界がこれからどんな進化をしていくのか楽しみだ。
これまでは心の安定のために、自分自身のために絵を描いてきたため、
完成作品のその後についてはあまり考えていなかったが、
今後は額装・展示・グッズ展開など多岐に展開していけたら・・・
そう語る彼女に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
sei:他人への想像力、かなと思います。
その人の一面だけを見て、この人はこういう人なんだと決めつける方が多いように感じます。自分と違うこと、周りと違うことに攻撃的になりやすいのは想像力を培う機会や触れ合う機会が少ないからかなと。
自分のイラストを目にした人が、こういう人もいるんだと認識するきっかけになれればと思います。
(取材/執筆:上田)
seiの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2024を、どうかお見逃しなく!
seiのSNSも、是非ご覧ください。
instagram:@naita₋neko
X(twitter): @sei514c
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《 Sei プロフィール 》
水彩絵具や色鉛筆でイラストを描きます。
のんびり活動中。