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saa in GIFT2024


会期:2024年3月1日(金)~3月4日(月)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

展示作品の中でお気に入りのものを見つけたら、LINEで簡単に購入が可能!

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独創的で、素敵なアートをもっと身近に・・・

新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。





サボテンのイラスト
「 bouquet 」

saa 経歴


・2022年3月 専門学校卒業(グラフィックデザイン専攻)


・2022年9月 Arte de aco主催グループ展「絵のある生活」vol.18 出展


・2023年3月 GalleryIYN主催グループ展「幸せの花園」vol.3 出展


・2023年3月 GalleryIYN主催グループ展「Ocean展」vol.2 出展



 

※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。













saaが手がけるデザイン画の特徴は、その独特のやさしい風合いだ。

その秘密は、自ら作成したテクスチャー素材。アクリル絵具等で描画した色面・模様などをパソコンに取り込んで、デジタル画でありながらアナログならではの温もりのある味わいを生み出している。


幼い頃から絵を描くことが好きだったsaaは、高校生の頃は美術大学への進学を目指していた。

本格的に絵を学んだことはなかったが、学業と他の部活動の合間に美術室へ赴き、独自にデッサンの練習を行っていたという。


ある時、スプーンの裏側にゆがんで映った自分の顔を描いていたところ、美術教諭から「根本的にあなたの絵は間違っている」という言葉を投げかけられた。

歪んで映った姿を描こうとしていた意図が伝わらなかったのか、それを的確に描くための方法が他にあると言いたかったのか。教諭の真意はわからないが、saaは大きなショックを受ける。


しかし傷ついた半面で、その言葉は「自分はこのまま美大に進学すべきなのだろうか」と考え直す切っ掛けにもなった。

ただ漠然と絵を描いていたいというだけで、特に目標がある訳でもなく絵の道に進んで良いものかという不安がないわけではなかったし、学校生活の中でデッサンの練習に時間を捻出するのは難しく、段々と絵を描くことが楽しく感じられなくなってもいた。

もし ここで固執していたら、絵が嫌いになって今の創作活動もなかったかもしれず、「美大進学を諦めたことは、結果的に良かった」と、saaは当時を振り返る。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


saa:デジタルとアナログを組み合わせることが多く、無機質さの中に温かみや生命力が感じられるような不思議な感覚を楽しみながら制作しています。

幼い頃から絵を描くのが好きでデザインや色彩に関心があり、働きながら専門学校でグラフィックデザインを学んだことがきっかけで本格的な創作活動を始めました。


「 lactia 」

美大を諦めた際の挫折感は大きかったが、なにもイラストレーションや絵画だけが「絵」ではない。

世の中にはたくさんのデザインが溢れていて、そうした業界に身を置くのも良いのではと考え始めたsaaは、大学でマーケティングを専攻する。

カラーマーケティングなど視覚効果について学び、卒業後は印刷会社に就職をした。


仕事で多くのクリエイターと関わる内に「やはり自分も創作する側に立ちたい」と感じるようになり、saaは働きながらグラフィックデザインの専門学校へ通うことを決意。

その両立は決して容易なことではなく、高校生活の中でデッサンの練習をしていた頃よりも時間的・体力的にハードであったが、「自分も描きたい」という強い思いで卒業まで乗り切った。


現在は印刷会社の仕事の傍ら、個人でイベントフライヤーや名刺などの仕事を引き受けている。

同じ様な活動をする人と多く繋がりたいという思いから、グループ展などの参加にも意欲的だ。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


saa:不思議だなとか、面白いなとか、何かを感じ取ったり考えたりしてもらえたら嬉しいです。どんな風に受け取ってもらえるか楽しみです。


ピーマンのイラスト
「 pman 」

専門学校時代の卒業制作依頼、saaはサボテンや多肉植物を頻繁にモチーフに選んでいる。

非常に多くの種類があって、葉や棘の形、花の造形まで様々な彼等は、その個性を誇るように、なんと生き生きとしている事だろう。

人間社会では、他者との違いでコンプレックスを感じて自信をなくしたり傷つくケースが非常に多い。saa自身も、かつて絵の描き方を「間違っている」と言われたことが、いつも胸にひっかかっていた。私たちもサボテンや多肉植物のように、各々がありのままの姿で堂々として良い。

もっともっと自由であって良い。

saaの作品には、そんな思いが込められている。


グラフィックデザインの仕事は、まだ身近な知人からの依頼が殆どだが、少しずつ「新規の方とのお付き合いも増えていけば」と願っている。

クライアントの立場を思い、対話の中で様々な提案をしながら、その人の要望を引き出す・・・それは、印刷会社における業務経験からsaaが得意とするものだ。

クライアントの望みは十人十色。それぞれの思いに応えられるよう、すべての人の個性を尊重して制作に務めたいと考えている。


紆余曲折の末に、創作者として歩き始めた saa。

「クリエイティブな活動は人生を豊かにしてくれており、この生き方に辿り着くまでの道のり全てを含めて、自分の人生は面白いなと思います」 そう語ってくれた彼女に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


saa:多様性の時代と言われますが、自分にも周りにも無意識の偏見が残っているなと感じて時々気になってしまいます。偏見は減らしたいなと思いますが、完全になくすのは難しいとも思うので、神経質にならず受容する広い心を持てるようになりたいなと思います。


(取材/執筆:大石)

 

saaの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2024 を、どうかお見逃しなく!


saaのSNSも、是非ご覧ください。

instagram: @saa_works

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《 saa プロフィール 》

北海道旭川市生まれ、札幌市在住。

幼い頃から絵を描くことが好きで、高校時代は美大を目指すも断念。大学ではマーケティングを専攻し、商業デザインや色のもたらす効果に関心を持つ。大学卒業後は印刷会社に就職、カタログ等の企画・編集・アートディレクションに携わる。日々デザインに関わる中で創作意欲が再燃し、仕事の傍ら専門学校の夜間部でグラフィックデザインを学び、細々と活動中。















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