Rio in GIFT2024
会期:2024年3月1日(金)~3月4日(月)
会場:Gallery IYN
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Rio 経歴
・東京・大阪でイラストやグッズ展示販売
・東京駅のサイネージにイラスト展示
・大阪の動物園でイラスト展示
・愛知のギャラリーでイラスト展示
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
幼い日のRioは、ご近所の飼い猫と頻繁に遊ばせてもらっていたからか、お絵描きをする時はいつも猫を描いていた。それだけ、猫が身近な存在であったらしい。また、猫以外でも もっぱら描くのは動物であったという。
それから次第に、好きなアニメ番組のキャラクターの二次創作が趣味になり、高校生になるとデジタル画に挑戦。
美術部に所属していた中学時代と異なり、高校の部活動は吹奏楽に打ち込んだため、絵に費やす時間は以前よりは短くなったが、Rioは毎日帰宅後パソコンへ向かい、独学でデジタル画の技術を習得した。
その技術を生かしてデザイナーになった彼女は4年間のキャリアを積み、クライアントの要望に応えるデザインだけでなく独自の世界観・・・自分の好きなものだけを描いてどこまで受け入れられるか挑戦したいと、2023年秋にフリーランスで歩み始めたばかりである。
かつての猫に代わり、Rioが画題に選んでいるのは、表情豊かで人懐っこい柴犬の姿。
高校生の頃から飼い始めてから、柴犬は大切な家族の一員だ。
自分の描きたいものを描こうとパソコンに向かったところ、特になにかを意識したわけではなく、ただ自然に・・・気が付いたら柴犬ばかり描いていたのだそう。
現在実家にいる愛犬は二代目。帰省の折はたくさんの写真を撮り貯めして資料にしている。
楽しそうにしている表情や、見ていてこちらがホッとするようなしぐさを狙って、彼女は何度もシャッターを切るのである。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
Rio:もともと趣味でファンアートを描いていたのですが、独学でデザイナーに就職できた事がきっかけでプロ意識を持ち始め、自身のオリジナリティをもっと確立していきたいと思うようになりました。
そこで大好きだった柴犬を、美しいお花やミュシャのような緻密な表現と共に描いていけないかと考えました。
アール・ヌーヴォーを代表する画家アルフォンス・ミュシャの細やかで優美な描き込みと、植物の描写に心惹かれた切っ掛けは、中学生の頃に友人に見せてもらった画集だった。
少女期から抱いていた憧れは、長い蕾の時を経て、彼女のイラストの中でたおやかに咲き初めた。
ご近所の軒先や道端で「かわいいな」と思うものが目が止まれば、Rioはその開花期や誕生花として定められた日、花言葉などを調べる。
それらの情報と自分が感じた直感を結合させ、絵のイメージを膨らませていくのだそう。
たとえば中南米原産のランタナ。その故郷の気候を伝えるかのような華やかさ、艶やかさが目を引くが、「風がすっかり冷たくなった日本の晩秋でも咲いているのが不思議だな」と感じ、冬にあたたかな室内で寛ぐ柴犬とランタナを組み合わせて「Lantana Sleep」という作品が生まれた。
パソコンに向かっての描画作業は体が凝り固まるため、健康のために散歩を日課にしているのだが、一年を通して様々な木々や草花の姿を見る事ができ、気分転換だけでなく絵の題材を見つけることもできるため一石二鳥だ。
美しいもの、心和ませてくれるものに触れ、幸せな気持ちを保つことが、見る人の心を癒す絵に繋がるとRioは考えている。
また、ぬくもりを表現するためにRioが特に力を入れているのは、画面のカラーリングだ。
暖色を用いてあたたかさを演出することは容易だが、寒色を用いる際も冷たい印象にならぬよう、明度や彩度、透過度やベースの色彩をあれこれ変えて、納得できる色になるまで調整をする。
色が決まるまで、数か月も要した作品もあるのだとか。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
Rio:イラストを見て只々楽しんでいただきたいという気持ちが大きいのですが、私自身趣味の延長線として続けている活動なので、イラスト制作に限らず何かを一心に頑張る方にはぜひそれを楽しんで、ずっと続けていただきたいと思っています。時には挫折する場面もあると思いますが、それをうまく踏み台にすれば、これまでよりずっと高く飛躍できるという事を忘れないでほしいです。
あとは単純に柴犬が大好きなので、柴犬を飼っている方や同じように好きな方に笑顔をお届けできればいいなと思っています!
己の作品の出来栄えには、決して妥協を許さないRio。
独自のイラスト制作を始めた際は、なかなか「これぞ」という形にならず、1年程挑戦と失敗を繰り返した。
心が折れそうな時もあったが、続けて来られたのは、描いている題材が大好きな柴犬だったからかもしれない。
諦めずに描き続けた末に自身のスタンスが定まってからは、「やっと到達できたと」いう喜びが創作の原動力となっている。
最近は日本原産という柴犬の特性を意識し、和装姿の柴犬も手がけており、こちらもお茶目で愛らしい。
「Wind Shiba」では風神に扮装させたが、これから武士のいで立ちなど、バリエーションを増やしていく予定だ。
独自のイラスト作品を描くようになって未だ日は浅いが、「すでに創作は、私の人生の全てになってるように感じます」とRioは語る。
そんな彼女に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
Rio:AIの技術が進んでいく中で、この先イラストで伝えられるものが少なくなっていくかもしれないという不安が、無いと言えば嘘になります...
私のイラストに限らず、心のこもった温かみのある作品を通じて、少しでも何かを感じていただけたら嬉しいです。
(取材/執筆:大石)
Rioの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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RioのSNSも、是非ご覧ください。
instagram: @ewanandlianne
twitter: @ewanandlianne
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「普段は柴犬をメインに絵を描いていますが、いきもの全般得意です!トレカや装本など、自身の強みを活かし、1枚で魅せられるお仕事に憧れています。」by Rio
《 Rio プロフィール 》
柴犬を愛するイラストレーターです。
作品展示やオリジナルグッズ制作ほか、ペットの似顔絵、ライバーさんグッズ、企業様向けグッズなど実績多数。
●Twitter(現X) :@ewanandlianne
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