原野恭子 in GIFT2024
会期:2024年3月15日(金)~3月18日(月)
会場:Gallery IYN
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原野恭子 経歴
・九州産業大学短期大学部美術科卒業
・2013年より福岡県展 奨励賞及び入選
・2015年横浜にて個展開催
・その他、北部九州を拠点にグループ展に多数参加
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
短期大学でデザインイラストと油絵を専攻し、学友たちと切磋琢磨した青春時代。
「どんな職業についても、ずっと絵を描いていきたいね」と、卒業後にそれぞれ社会へと歩み出してから約40年・・・原野恭子は、朋輩たちと「絵」を通して、実にユニークな交流を続けて来た。
それは、いわば絵描き仲間の回覧板のようなもの。 数か月に一度、回覧用のファイルが宅配便で自宅に届く。 そこには、仲間たちが描いた作品と前回自分が入れた作品、仲間からの感想や近況報告などが入っており、仲間たちの作品をゆっくり味わったら感想を入れ、自身の絵は新しいものに差し替えて次のメンバーへと発送する。
メンバーの入れ替わりや増減もあるが、長い年月に渡り、原野は仲間の創作に刺激を受けて、今日まで創作を描き続けて来た。 手書きの作品と写真を合成する原野の現在の創作スタイルも、回覧で回って来た仲間の作品を目にしたことが切っ掛けで生まれたのだという。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
原野:小さい頃から絵を描くのが好きで、短大ではデザインと美術を専攻しました。卒業後、友人が制作した手描きと写真の合成の作品を見てこんなことができるのかと衝撃を受けて制作を始めました。今ではアナログの良さも捨てがたくCG作品と水彩画を描いています。
短大卒業から10年程経った頃だった。
回覧で送られてきた仲間の作品に、原野は大きな衝撃を受ける。
当時はまだ目新しかったイラストレーションと写真の合成作品で、水族館で撮影したクラゲの写真の中にキャラクターイラストが組み合わされ、あたかも人物は本物の海の中にいるようだった。
その絵を見てから約1年後、職場でマッキントッシュのコンピューターが導入されたことから、デジタル表現を独自に挑戦し始めた。
操作方法を誰が教えてくれるでもなく、手探りでひとつひとつ調べるのは非常に大変だったそう。
後に卒業校の公開講座でPhotoshopやillustratorの基礎を学んだり、知識と技術を深める機会があれば、積極的に参加した。
現在はCLIP STUDIOを用いて描画した猫と、自身で撮影した観光名所などの写真を部分的に組み合わせたり、あらゆる素材を用いて制作をしている。
作品のメインテーマに「猫」にしているのは、猫が家族の一員であり、生活の一部であると言っていい程に、原野にとって身近な生き物だからだ。
ただ可愛いさだけを追及するのではなく、目つきが悪かったり、いわゆる「ブサかわ」な表情も描きだす。
人に媚びるでなく、ありのままの姿が魅力的な猫は、そこにいるだけで癒しと落ち着きを与えてくれる存在であるという。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
原野:私はCGでは主に猫の絵を描いています。猫の好きな方はもちろん、そうでない方にもほっこりして頂けたらと思っています。
展示会では3年前から始めた水彩画の作品もお見せしたいと思っています。まだまだ未熟ですが頑張りたいと思っております。
最近は水彩画を始めたので、その作品も合成素材に転用するなど、原野のCG作品はよりバリエーションに富んだ複雑なものへと進化している。
もともとはアナログで絵を描いてきた為、手書きならではの緊張感にも強く惹かれ、これからも勉強を続けたいとのこと。
また、素材写真の撮影に出かけた際に立ち寄った水墨画専門店でインクジェット対応の和紙を見つけたことから、これも作品に活用できないかと検討中だ。
試し刷りの中で失敗したものも「水彩画とのコラージュに使ってみても良いかもしれない」と、アイディアはどんどん膨らんでいく。
飽きっぽい質だが、その分あらゆることへのチャレンジを厭わぬという原野の作風は、これからも発展を続けていくことだろう。
その作品を見て、仲間たちはどんな感想を書いてくれるだろうか。
彼等との絆に支えられて過ごした歳月を振り返り、「自分一人では、創作を続けては来れなかった筈」と語る原野恭子。
アートによって生まれった縁により人生が充実しているという彼女に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
原野:本を読んだり絵を描いたりは好きでしたが、自分には音楽が足りていないのではないかと感じています。子供の頃からあまりアイドルや歌手に興味がなく、音楽番組もほとんど見たことがない。もっと音楽に親しんでいれば表現の幅が今より広がったのではと思っています。
(取材/執筆:大石)
原野恭子の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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原野恭子のSNSも、是非ご覧ください。
instagram: @haranok55
twitter: @FVMErz8xOPt4cBa
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「ご自分の猫さんを描いて欲しいという方のご依頼を受けております。」by 原野恭子
《 原野恭子 プロフィール 》
佐賀県唐津市在住。
九州産業大学短期大学美術科卒業。
2010年頃よりCGにて猫作品を制作。北部九州を拠点にグループ展に多数参加。