CHIHO in GIFT2024
会期:2024年10月11日(金)~10月14日(月)
会場:Gallery IYN
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CHIHO 出展歴
・2018年「日本の美術~全国選抜作家展」審査員特別賞受賞
・2018年7月 ジャパンエキスポ in Paris ブース初出展
・2023年「未来へ届け アートの光展 in いしかわ」平面工芸部門大賞受賞
・2024年4月「ART COLLECTION IN YOKOHAMA」参加
※デジタルサイネージシステムを使った展示では初出展
カリグラフィ、機織り、そしてペーパークィリング。
約10年前、ほぼ同時期に始めた3つの“物作り”が、CHIHOの生き方を大きく変化させた。
作品を作り、展示し、そして販売をする。自らの手から生みだした物が、自分の手を離れて他者の目に触れ、誰かの手に渡っていく・・・創作活動は、自分と世界の接点を自ら作り、積極的に他者と関わっていくこと。
活動の輪が広がるごとに自信が強まって、CHIHOは創作を始める以前と比べると、驚くほどに前向きになることが出来た。
「前に買ったバースデーカード、友達に贈ったらとても喜んでくれました」
「あなたのファンになりました。また買いに来ましたよ」
アートマルシェへの参加を続ける中で、作品を買い求めてくれる人の満足した笑顔とあたたかい言葉が、彼女を更に力づけてくれる。
また、それぞれの物作りの教室の先生や、共に作品作りに打ち込む仲間たちとの交流が、日々の生活に より一層の彩りを与えてくれているのだそう。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
CHIHO:30代で相次いで両親を病気で亡くし、家と会社の往復の毎日で夢中で過ごしてきたある日、もう40代が間近に迫っていました。(私は何も持ってないし、何も誇れるものがない)と考えて諦めかけた時、
このままでは終わりたくない気持ちが少しずつ芽生えてきました。どうせなら、気になる習い事を片っ端から体験してみて、気に入ったものからどのくらい続くかやってみようと言う気持ちになり、まず始めたのが「カリグラフィ」でした。仕事が終わってから毎週通う程楽しい時間を過ごせて、少しずつ自分の「諦め」が薄らいできました。「カリグラフィ」の先生が同時に教えていたのが「ペーパークィリング」。教室に通う中で、世間話しで細かい作業が好きだと言う話になり、「合うかもしれないからやってみたら」と勧められたのが「ペーパークィリング」と出会ったきっかけです。その日に習ったことを復習して先生にその出来栄えをチェックしてもらって次に活かすことを繰り返していきました。ある時、復習して持っていった私の作品をみてある他の生徒さんから「その作品を買わせてほしい」と言われました。復習したものなので差し上げようとした時、「買っていただきましょう」と先生からアドバイスを受け、その時に(私の作品って売れるんだ)という喜びを知りました。そこからは数々のイベントに積極的に参加したり、雑貨屋さんの勧めでワークショップを開いたりしながら腕を磨きました。「人の縁」を感じないでは要られません。今もその縁を大切にしながら活動しています。
ペーパークィリングアートというジャンルを初めて知った時、「紙を巻いて模様や図案を造り上げる作業は容易にできるものと思っていた」とCHIHOは語る。
だが実際にやってみると、これが意外に難しい。
紙を巻く力の加減が掴めず、思ったような仕上がりにならない。
悔しい・・・その思いが、彼女の心に火を付けた。
難しいからこそ、ペーパークィリングアートにのめり込んだのである。
そして段々とコツを掴み、地道な作業を繰り返した末に華やかな作品が仕上がった時の達成感を味わい、更にペーパークィリングの虜になったのだった。
ペーパークィリングは花のモチーフにした作品が一般的だが、いつしかCHIHOは「自分はもっと違うものを作ってみたい」と感じるようになる。
そこで彼女が独自に始めたのが、絵画的なペーパークィリング作品。
幼い頃から、よく母に連れられて美術館でジャンルを問わず様々な絵を鑑賞していたので、「絵画」という要素が自然と心に浮かんできたのだろう。
作品のイメージには、その時々の心情が反映されているので、過去の作品を改めて見てみると、「この時はこんなことを悩んでいたな」「こんなことを考えてきたな」と、制作時の心理状態がありありと蘇ってくるそうだ。
彼女の作品に鑑賞者の心を掴む力があるのは、喜びや苦しみ、様々な感情がそこに息づいているからこそであるかもしれない。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
CHIHO:CHIHO:私の作品は「絵画のようなくペーパークィリングアート」として作っています。
また、「日本人が描くペーパークィリング」だということも強く意識しています。
私はペーパークィリング作品を作る傍らで、機織りでも作品を発表しています。
最近では、ペーパークィリングだけではなく、高機で織る生地と合わせた作品作りを進めています。
欧米発祥と言われるものですが、日本人が描くとこのような世界観が表現できるのか、
日本国内外問わず広げて行きたいと考えてます。
現在、関東で生活していることから関西の方々にじっくり時間をかけて作品を見て頂く
機会が少ないため、大変良い機会に恵まれたと感じています。こういう表現があるんだということ、
そして2つの技法を組み合わせたONE AND ONLYのアート作品を、
もっと気軽に日常で楽しんでほしいと思っています。
SNSを通じて、海外のペーパークィリングアーティストの作品を鑑賞し、また交流する中で、CHIHOは彼等の色の使い方が自分には思いもつかないものばかりであることに着目する。
そして、改めて自分の作品を見てみると、その色調は、淡く落ち着いた趣で「どこか和菓子の色味を連想させるようだな」と感じたそう。
そう意識して制作してきた訳ではないが、自然と日本的な感性が滲み出ていると気が付いたことから、彼女は“日本人アーティスト”として如何に作品を生み出すかということを意識するようになったのだった。
現在は週末や有給休暇を活用して活動を行っているが、「いつかは、こちらを生業としたいです」と、CHIHOはこれから増々創作に力を入れんとしている。
ただし、オーバーワークで自分を追い詰めてしまわなよう、休むべき時に休むことも重要だ。
また、それぞれの創作が片手落ちにならないよう、ペーパークィリングに取り組む日はペーパークィリングに専念、カリグラフィと決めた日はカリグラフィ、機織りなら機織りと、一日を掛けてみっちり打ち込むんようにしているのだそう。
目標に近づくための一歩として、CHIHOは近々カリグラフィとペーパークィリングを用いて自身のショップの看板を作り、イベント時に披露する予定だ。
彼女に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
CHIHO:CHIHO:例えば、公共の乗り物でベビーカーを使うご夫婦にもいろんな方々がいます。
遠慮がちにしている人もいれば、我が物顔で乗ってる人もいます。
周囲の人たちも嫌な顔をすぐにする人もいれば、大変だと気を使う人もいます。
公共交通機関だけではなく、どのような場所、どんな時でもお互いに「ちょっとした気遣い」があれば
トゲトゲした社会にはならないのではないでしょうか。
お互いがお互いの立場を少しずつ想像できる人間でありたいです。また、自分自身も
どんな時でも冷静に判断できる人間で、「想像力」が豊かでありたいものです。
(取材/執筆:大石)
CHIHOの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2024を、どうかお見逃しなく!
CHIHOのSNSも、是非ご覧ください。
instagram: @chiho.sakamoto.921
X(twitter): @schiho34664613
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「関東在住ですが、関東以外でも積極的に活動していきたいと考えております。
宜しくお願いいたします。」by CHIHO
《 CHIHO プロフィール 》 坂本千穂
ペーパークィリングアート、機織り、フラワーアレンジメント。地元・下北沢を中心にハンドメイド作家活動をしています。「紙」や「糸」の可能性を感じられる作品作りをしています。2017年からフランス・パリで開催されているジャパンエキスポに参加するほか、日本の内外で作品を出展しています。ペーパークィリングアート、フラワーアレンジメント、機織り、カリグラフィの4コース全てCHIHO講師でワークショップを開催。
1点もので様々なデザインのものをお届けしています。普段使いで楽しめるハンドメイド雑貨です。どうぞご覧ください!
●雑誌「CREA」6,7月合冊版と「ゆうゆう」6月号に作品掲載
●2024年10月8日〜14日 Birth企画展参加
(オーストリア ブリスベン)
●2024年10月11日~14日 IYN「GIFT2024」参加
(大阪)
●2024年11月 サニーサイドウォーク(予定)
(神奈川県・相模原市)
●2024年12月 下北沢needle「ギャラリーテーブル」
(東京都世田谷区)
●2025年1月17日~21日国際芸術シンポジウム
(ベトナム・ハノイ)
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