- yuko Oishi
- 5月11日
- 読了時間: 4分
更新日：5 日前
云宮遊鬼 in ART INPUT 2025
会期：2025年6月5日（木）～6月8日（日）
会場：Gallery IYN
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「自分の心の赴くままに描いてます」
そう語る云宮遊鬼が、創作活動に於いて最も大切にしているものは、自身のモチベーションを高めてくれる様々な“ときめき”である。
あらゆるテーマで開催される企画展、イベントに参加することも良い刺激を与えてくれる他、多様なジャンルで各々の個性を発揮するVtuber達の活動を観ることで「よし、自分も」と活力を貰っているそうだ。
とは言え、どれだけ創作意欲が湧き上がろうとも、日々の生活の中では時間の限界という壁が常に立ちはだかる。
気持ちがはやる一方で、上手く作業を進められないというジレンマを抱えつつも、「ART INPUT展」をはじめ、様々な企画への出展に向けて、隙間時間を利用してコツコツと準備を進めているとのこと。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
云宮遊鬼：「雪中松柏」です。初めてIYNさんにお声がけいただいた時に投稿した作品です。
それ以来、代表作として名刺や各種SNSなど、自分の作家としてのアイコンにしています。
「雪中松柏」でも見られるように、使用色を絞ることによって、云宮は鑑賞者の視線の効果的な誘導を試みている。
暗い寒色を基調として、キャラクターの瞳の色を際立たせるなど、如何に限られた色彩で作品を“魅せる”ことが出来るか、常々意識しているのだそうだ。
今後の課題について訊ねてみると、「ずっと独学で描いている分、どうしても基礎の部分が弱いと思うので、デッサンに力を入れるなど描画の土台から見直してみたいです」とのこと。
腕を磨くことで、云宮の感じた“ときめき”は、より鑑賞者に伝わり易くなることだろう。
勿論、時間の許す範囲でゆっくりと・・・
“ときめき”を原動力とした表現探求の旅は、これからも果てなく続いていく。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
云宮遊鬼：高校生の時に初めて創作キャラを作りました。その時に自身の創作の世界観や方向性が決まったと思います。当時はごちゃごちゃと様々なものにハマっていたのですが、主にボカロ曲や演劇に影響を受けて創作していました。
高校に上がって初めてインターネットに触れるようになってから、云宮はそれまで以上に多くの“ときめく対象”に出会うことが出来た。
その中で「どうやら自分は翳りのあるテーマの楽曲に特に惹かれるらしい」と自覚するようになり、舞台作品も、主人公の“死という名の自由への憧れ”と葛藤を描いたミュージカル「エリザベート」のように、シリアスなテーマのものほど心を動かされたそう。
その頃に経験した数々の“ときめき”たちが、云宮の創作活動の基盤を造り上げたのである。
自分の作品を見た人が、例え“ときめき”と迄はいかなくても、何か少しでも心にひっかかるものを感じてくれたなら・・・
いつもそんな思いを胸に、作品披露やイベント参加に臨んでいるそうだ。
取材の最後に、云宮へ次のような質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
云宮遊鬼：創作自体から離れました。
何を描いても納得できなくて、周囲と比較していた時、丁度現実の方でも慌ただしくなったので、いっそ離れてしまおうと、SNS自体休止して、絵を描くのも休みました。今でも納得がいくものが描けてるわけではないですが、休むのも大事だなと思いました。
（取材/執筆：大石）
云宮遊鬼の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
ART INPUT2025を、どうかお見逃しなく！
云宮遊鬼のSNSも、是非ご覧ください。
Instagram:＠arachne_yuki
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《 云宮 遊鬼 プロフィール 》
云宮 遊鬼 (いうみや ゆうき)
創作男子と人外が中心。
偶に二次創作しながら絵を描いています。
イラストやキャラデザの他、簡単な動画編集など。
