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文月 つらら in ART INPUT 2025


会期:2025年6月5日(木)~6月8日(日)

会場:Gallery IYN


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「 我が家の日常。 」
「 我が家の日常。 」


今年は2月に渋谷で開かれた展覧会に作品を出展し、他のイベントとも予定が重なっていたこともあって、複数の締め切りに追われ、怒涛のハードスケジュールを乗り気立ったところだという 文月つらら。

東京での展示は初めてであり、きらきらとしたイメージの渋谷という土地に、自分の作品が飾られてるのだと思うと感慨深く、また作品発表の場が増えていくことはワクワクして嬉しいが、「これからは、自分を追い込み過ぎないスケジュール管理を心掛けたいです」と、彼女は肩をすくめて笑いながら話してくれた。

とは言え、この後は6月の「ART INPUT展」を終えてからも、夏には横浜のAAA ギャラリーで企画展、秋には再びGallery IYNに戻って個展と、展示予定はみっちり詰まっている。

特に個展については、これまでの自身の創作の集大成を披露したいという意気込みがあり、今年は全力で制作に取り掛かる1年になりそうだ。




Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。

また、何故その作品をお選びになりましたか。


文月 つらら:代表作といいますか、自分の作品を名と体で現したしたようなものは「貴方が色をつけてくれた」です。


自分の作品はキャラクター性とストーリー性、そのキャラが見えている色彩で色を塗っているのですが。こちらの作品はそれらを全て表してる作品になります。

タイトルにあるとおり、白黒の子はピンク色の髪の子に出会って初めて意識して花に空に色がついて見えた。それは良いことか悪いことかわからないけど。人生において出会った二人にとって良い出会いであって欲しい。と思い書き上げた一枚です。


「 貴方が色をつけてくれた。 」
「 貴方が色をつけてくれた。 」

創作にあたって、文月が何よりも重んじているのは、画中人物のキャラクター性。

一枚のイラストからでも、そのキャラクターの内面がありありと伝わるように描くことを心掛けている。彼女の創作表現の原点は漫画であり、キャラクター理解を深めるために、今も本画に着手する前に人物設定、ストーリー設定は綿密に行っているそうだ。


「そのキャラクターの目に見えている色」を表現するようになった切っ掛けは、高校時代に自分と他人の価値観の違いを“色”によって意識したことだった。

文月は、専ら漫画制作に打ち込んでいたこともあって、モノトーン表現が基本であるため、色彩に対しては無頓着であったそう。

しかし、部活の後輩に「兎に角カラフルなものが好き」という人も居て、雑談していると、自分の知らない世界の色が垣間見えるようだった。

また、友人から「色彩感覚が個性的」と言われたこともあり、自分では何も意識しておらず、むしろ平凡だと思っていて、色の捉え方が一つをとってみても千差万別なのだと知ったのである。




Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。


文月 つらら:自分の方向性を決めた分岐点は中学校3年生ですね。


出版社の方や芸術系の先生の方に元から進められていたって事もあり興味を持ち。

でもまだ迷いがあったから地元の公立の高校に進んだのですが、そこで同じプロを目指す友人に出会って。

自分の実力のなさに悔しくて、絵の専門学校に進む事に決めて。学費免除の為に高校中に資格などとって…。と道をしっかり決めたのは後付けだった印象です。

あの時悩んで、その選択肢を持ったまま進学して友人にあって。その出会いが、感情があったから今がある。そう踏まえたうえで決定づけた時期は中学校3年生だったなと思います。


自分の創作方向性を決めつけた作品は。

漫画

・最遊記の峰倉かずや先生

・クズの本懐の横槍メンゴ先生

・失恋ショコラティエの水城せとな先生

イラストレーター

・碧風羽

・藤真拓哉

ゲーム

ポケモン どうぶつの森 ワンド オブ フォーチュン 神々の悪戯 です。

「 マカロン。 」
「 マカロン。 」

自分の実力について思い悩むことは多々あり、毎日が葛藤だと語る文月だが、「どんなに這い上がっても常に上は居るものなので、ただ其処に少しでも近づけるように頑張るだけ」と考えることで、以前よりも楽な気持ちで制作に臨めているようだ。


彼女はコピックやパステル、水彩を用いてイラストを描く他、切り絵作品も手がけており、今後は色付きのフィルムなどを使って、ステンドグラス風の表現が出来ないかと思案中であるらしい。

イラストに於いても、切り絵に於いても、漫画表現を学んだ際に恩師から繰り返し教えられた“線の強弱”を意識しているとのことで、ぜひ線の魅力にもご注目頂き、「ART INPUT展」および個展をご堪能いただきたい。


取材の最後に、文月に次のような質問を投げかけてみた。




Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。


文月 つらら:創作において自分が考える最大の困難は事故で手がつかなくなったり、脳がやられて作品が描けなくなる事ですね。

今のところはないのですが、現状は構造や案がおりてこない事ですかね。

大きかれ、小さかれスランプと呼ばれるものだと思うのですが。

自分が描きたいと思うアイディアがなくなってしまうのが一番怖いと思います。このまま何もかけなくなってしまうんじゃないか…。そういう感覚が自分が自分でなくなってしまいそうで怖いですね。


そういうスランプ状態になった時は、今流行ってる作品とか見てみたいなと思った作品を見たり。

散歩とか普段自分がやらない事をやってみたり。

それでも駄目だった場合はただひたすらに描き続けますね。

そうして今のところはどうにかなってます。


(取材/執筆:大石)

文月 つららの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

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