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更新日:9月24日


猫覆面 in 個性について考える 2025


会期:2025年9月25日(木)~9月28日(日)

会場:Gallery IYN


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抽象絵画
「ナビゲーター」

※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。

※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。



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アーティストが独自の表現手法を生み出し、胸を張ってその成果を世に披露するまでには、「本当にこの描き方が受け容れられるのだろうか」という不安と疑念に少なからず悩まされるものだ。

猫覆面も又その例外ではない。

アニメ塗りという王道の描画手法を離れ、モチーフの特徴を勢いに任せた荒いタッチで捉えて描画してみた時、これまでに描いてきた作品と比べると、手を抜いていると感じられる懸念もあった。

しかし思いの外、周囲の人に好評であったことから、「自分だけの表現として、もっと広く発信しても良いのかもしれない」と勇気を貰ったそう。

現段階では改善すべき点が未だ未だあり、そうした課題を一つ一つ乗り越えて、「何処に出しても恥ずかしくないものに仕上げたい」と、猫覆面は新手法のブラッシュアップに力を注いでいる。




Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。


猫覆面:今回展示させていただく作品は、自身で『セルグランジ』と呼んでいる描写方法を用いています。

アニメ塗りに見られるセル調の影表現と、質感の粗さによって迫力を加えるグランジ表現を組み合わせた手法です。

もともとは落書きに少し装飾を加えたような表現から始まりましたが、予想以上に「躍動感がある」「力強い」などのご感想を多くいただき、評価していただくことが増えました。

これまではアニメの描写を模倣し、いわゆるスクリーンショット風の表現を学んでいましたが、この描写法は初めて「自分ならでは」と感じられたスタイルでもあり、大きな転機となりました。

また、比較的速筆にも適しているため、現在もさらに質を高められるよう模索と研究を続けています。


サイバネティックな絵
「セキュリティーの怪異形頭」

セルグランジ技法は、猫覆面が得意とする異形頭のキャラクターを描く際には適しているが、人物の顔形や表情を細やかに描くには不向きである。

しかし、クライアントのどんなリクエストにも応えられるように、もっと汎用性を高められたらと考えているとのこと。


「個性について考える」展ではセルグランジ技法を用いた作品のみを展示する予定だが、従来のアニメ塗りでの表現探求も続けており、又それ以外にも様々な手法を試しているという。

得手不得手、自分の世界観に合う合わないは別として、普段の描き方とは違う手法に挑戦すること、学ぶことは常に楽しい・・・

そう猫覆面は話してくれた。




Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。


猫覆面:主にアニメ風のアクション描写を得意とし、特にその表現を好んで取り組んでいます。

今後も、その技術を最大限に活かせる作品づくりやお仕事に継続して関わっていければと考えています。

これまでは漫画作品のアシスタントとして、着彩や仕上げの工程に携わらせていただく機会が多くありました。

将来的には、一枚絵などのイラストのご依頼も任せていただけるよう、表現の幅をさらに広げていきたいと思っています。


サイバネティックな絵
「 テトリスの怪異形頭」

猫覆面を創作へと駆り立てる原動力は、アニメや漫画、映画など、様々な作品から与えられた感動である。

熱い展開にはドキドキし、悲しいシーンには涙する。

そうして心が揺さぶられることで、エネルギーが湧き上がってくるようだ。

その胸の高鳴りを、画面を通してそのまま共有できるような、臨場感と迫力のイラストレーションや、カラー漫画作品を生み出したい・・・

そんな思いが、どんな手法を用いるに際しても画面の端々から伝わってくるようである。

この情熱が、何よりも猫覆面らしさを醸し出しす個性であると言えるかもしれない。


取材の最後に、猫覆面に次のような質問を投げかけてみた。




Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。


猫覆面:大きなイベントに参加するには飛行機を利用する必要があり、これまでイベントのために北海道を離れたことはありません。

地元には外出してまで楽しみたいと思えるような娯楽があまりないため、自然と自宅でできる趣味に没頭する時間が多くなりました。そのうちの一つが絵を描くことでした。

SNSなどで見かける、同じ趣味を持つ方々が集まって写真を撮ったり、イベントに参加したり、現地でしか味わえない楽しさを体験している様子を見て、羨ましく思うことは今でもあります。

とはいえ、今のようにじっくりと作品作りに向き合える環境がなければ、今の活動はできていなかったと思います。

どこかへ行けなくても、特別な何かがなくても、今住んでいるこの環境に生まれ育ったことに感謝しています。


(取材/執筆:大石)

猫覆面の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

個性について考える を、どうかお見逃しなく!


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《 猫覆面 プロフィール 》

今回、個性がテーマという事で独自に工夫した描写『セルグランジ』による作品を出展させて頂きました。

独創的な描写をお楽しみ頂ければ幸いです。

宜しくお願い致します。

 
 
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