- yuko Oishi
- 6月8日
- 読了時間: 4分
更新日：5 日前
ふみぷー（点P） in 個性について考える 2025
会期：2025年6月19日（木）～6月22日（日）
会場：Gallery IYN
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ふみぷー（点P）がキャラクターイラストを描くようになったのは高校2年生の頃からで、それ以前はと言うと、戸外で風景をスケッチをすることが専らであったそう。
シャーペンのみで描いていたので、作品は全てモノクローム。彩りの鮮やかな現在の作風とは大きく異なっていた。
方向性を百八十度転換する切っ掛けとなったのは、コロナ禍である。
非常事態が発令され、絵を描きに出掛けられなくなり、家の中で描けるものはと考えて、キャラクターイラストに落ち着いたのだった。
高校に上がってスマートフォンを持つようになり、インターネットで様々なイラスト作品を目の当たりにして、「こうした可愛らしい絵も描いてみたい」という気持ちが湧き上がっていたこともあり、心機一転デジタル手法にもチャレンジ。
新たな世界に飛び込んだのだった。
可愛らしさを追求しながらも、自分の頭の中に渦巻く様々なイメージを詰め込んでみたくなるので、出来上がる作品の殆どが“可愛らしくて、ちょっと不思議な”赴きになっている。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
ふみぷー（点P）：色味はとても個性的なものがあると思います
また、世界観が独特であるとは言われたことがあります
睡魔に襲われた際に「眠りに因んだキャラクターを描いてみよう」と思ったり、雨が降り出したのをみて「水や液体をイメージしたデザインにしてみよう」と閃いたり・・・
ひょんなところから、ふみぷー（点P）のキャラクター創作は始動する。
目にしたもの、耳にしたもの、感じたもの、ありとあらゆるものから想像を膨らませることを、日々楽しんでいるそうだ。
技量不足から思うような表現が出来ないこともしばしばあるが、どうしたら解決できるだろうかと試行錯誤もまた楽しみの内であるとのこと。
一日の終わりに制作に向かうこと、表現手法を探求することは、毎晩の大切なルーティーンになっているという。
キャラクターを描くようになってから初めてカラー作品に挑んだので、当初は色彩には苦手意識があったとふみぷー（点P）は語る。
しかし、苦手ながらも自分が美しいと感じる色味、組合せを探し求めた結果、現実世界では見られない配色や固有色に囚われない独自の色遣いが生まれたのだった。
彼はこれからも摸索を繰り返すことで更に個性を確立させ、自分にしか出来ない表現を深めていくことだろう。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
ふみぷー（点P）：最大限のかわいさを追求しています
これからもよりたくさんの方に可愛いと思っていただけるようなカラフルな絵を描けていけたらとおもっています
「個性について考える」展に向けては、やや翳りのある趣の作品を制作しているそうで、どちらか言うと苦手なテーマ表現ではあるのだが、そこを如何に乗り越え、自らの世界観に取り込むことが出来るか、敢えて挑戦しようとしているらしい。
もちろん、根底に“可愛い”があることは大前提。
可愛らしさと闇がどのように融合するのか、作品披露を楽しみにお待ち頂きたい。
取材の最後に、ふみぷー（点P）に次のような質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
ふみぷー（点P）：自然が近い場所で育ったので木々や水、星々といったものは描くの好きです
（取材/執筆：大石）
ふみぷー（点P）の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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《 ふみぷー（点P） プロフィール 》
かわいい女の子？を鮮やかに描いています。
