ペンとわたし。 in ART INPUT 2024
会期:2024年11月28日(木)~12月1日(日)
会場:Gallery IYN
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絵を見てくれた人に、パワーを与えることができるように・・・
そう願いを込めながら、ペンとわたし。 は心の赴くままに、ペンなどの描画材料を紙の上に走らせる。
幼い頃から“描こう”という意識をするでもなく、自然と手を動かして落書きに興じていたという彼女の、脳裏に浮かんだイメージをそのままに画面に描き出すというスタンスは現在も変わらない。
しかしそれに加えて、今は自分の楽しみのためだけでなく、他者に対してある“メッセージ”を届けたいという思いから絵筆をとることもあるという。
それは2022年1月のこと。
ふと向かい合った人物の背後に、現実空間とは別の“色”や図像が浮かび上がった。
その不思議なイメージが、その人にとって何を意味するのかは解らない。
けれど、きっと重要な何かであるに違いない。
見えたままに、その様子を絵で伝えなくては・・・
それは、ペンとわたし。 に与えられた使命なのかもしれない。
また、イメージが湧き上がるのは人を前にした時だけではない。
自然豊かな環境に身を置いた際に、インスピレーションを受けることも多いのだとか。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
ペンとわたし。:すみません。代表作というものはありません。『この絵はちょっと嫌だな、足りないな』と最下位を決めることはありますが…
心の目に映った世界を描き写す瞬間はいつも楽しいのだが、「絵を描かなくては」と気負ってしまうと、途端に創作という行為は難しいものになってしまうと ペンとわたし。 は語る。
「描きたい」という純粋な衝動から生み出されているからこそ、彼女の作品は見る人の心に感動を与えることができるのかもしれない。
表現者として一歩踏み出したいという思いから作品を発表するようになってから、彼女の元には温かい声がたくさん寄せられた。
その絵を受け取るべき人のもとへ贈った際に受け取る、感謝の言葉と満ち足りた笑顔・・・
作品を喜んでもらうことで、ペンとわたし。 もまた、パワーを与えられているのである。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
ペンとわたし。:沖縄移住後に出逢った作家さんたちを見て『わたしも絵、好きだった』と思い出しました。
沖縄で、マルシェに出店している様々なハンドメイド作家たちの作品を目にした際、ペンとわたし。 の心には、雷に打たれたような衝撃が走った。
とてもカラフルで、キラキラと輝く作品1点1点からは、作り手の愛情が溢れ出ているようで、一瞬で心を奪われたのだそう。
移住して6年が経った今も、彼女の“推し活”は続いている。
彼等との出会いをきっかけに改めて絵と向き合うようになり、ペンとわたし。 の人生には新たな風が吹き始めた。
今後は自身のサロンを持ちたいと考えており、「やりたいことは全部実現させます!!」と、彼女は夢に向かって突き進もうとしている。
そんな彼女に、次のような質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
ペンとわたし。:『どうにかなる、どうにかする』
と考えながら乗り越えています。
絶対無理はしないと決めているのですが、「ん?いける?」と思えたときはほんのちょっと無理してみます。その日1日を無事に過ごせたら万々歳です。
(取材/執筆:大石)
ペンとわたし。の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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