0℃ in ART INPUT 2024
会期:2024年11月21日(木)~11月24日(日)
会場:Gallery IYN
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好きな漫画作品に登場するキャラクターの模写から始まり、現在は「和」のテイストと所謂“ケモミミ”をメインコンセプトとして、0℃は自身の理想とする“可愛さ”をデジタルイラストで追及している。
時代劇ファンであるため和装などの日本文化には馴染みがあり、社寺仏閣など日本建築にも関心を持つようになったことが、彼の作風の土台となった。
画中の巫女たちは私たちを日常から非日常、古の時代の香のする幽玄な世界へと誘うようだ。
キャラクターの喜怒哀楽を鑑賞者に伝えるために0℃が持っている表現手段は、顔の表情だけではない。
耳や尻尾も最大限に活用して、より強く感情を描き表すことができる点がケモミミキャラクターを描く楽しさであり、魅力であるという。
耳と尻尾は、もう一つの顔であると言っても過言ではないし、顔以上に表情豊かであるかもしれない。
加えて、思わず触れたくなるような、撫でたくなるような可愛らしさが、キャラクターに更なる輝きを与えてくれている。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
0℃:「おいでませ」です。痛軸(掛軸)の展示会用に初めて描いた作品だから。
戦国大名・伊達政宗が藩主として統治した仙台で、今日まで続いてきた伝統の表装技術を守るために企画・開催された「痛軸」の展示に参加したことは、0℃にとってとても貴重な体験だった。
「痛軸」とは、萌え系キャラと掛軸をコラボーレーションさせた新たな美術様式。
掛軸文化を後世まで残すべく、その素晴らしさを多くの人に伝えるため、多くのクリエイターのイラスト作品が採算度外視で最高の素材と技術をもって掛軸に仕立てられ、会場に並んだ様は圧巻だったそう。
自らの作品が伝統の技と融合した喜び、感慨も然りながら、0℃は一アートファンとして、伝統文化を愛する者として「より多くの人に痛軸の魅力に直に触れてほしい」と感じたという。
そんな思い出深い一作「おいでませ」の他、たくさんの作品をその時々の趣向、テーマで描いている0℃だが、鑑賞者が感ずるまま自由に作品を楽しんでほしいので、敢えて自分からは創作意図は語らないようにしているのだとか。
創作者として彼が提示するものは、作品そのものとタイトルのみ。
彼のイラストを見た人の数だけ、物語は紡がれていくのである。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
0℃:練習で模写をしていた時からいわゆる「萌え絵」を描いていて、最初からソレ「萌え絵」が私にとって創作の当たり前で、自分なりの表現を模索し始めたときに自分がリアルで猫好きだったので描くキャラクターに耳と尻尾を生やす様になりました。
0℃が制作にあたって、特に気を配っているのはキャラクターと眼と髪の毛の描写、それから輪郭の捉え方。
そこが描き手の個性が強く表れる箇所であると考え、自分にしか出せない持ち味を発揮できるようにと心掛けているそうだ。
以前は着彩が苦手だったそうだが、モノトーンで先に明度設計をしてから彩色に取りかかるグリザイユ技法を用いるようになってからは、色彩表現を面白いと感じられるようになったそうで、「モチーフの描き方と色の塗り方、どちらをとっても自分の作品だと鑑賞者に解かってもらえるよう更に腕を磨きたい」と彼は語る。
自身の絵をもっと多くの人に認知してもらうことが目標であり、またLive2Dや3Dモデリングを用いてキャラクター達を動かすことにも挑戦してみたいという。
そんな0℃に、次のような質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
0℃:好きなイラストレーターさんの作品の模写から始めたので、自分なりの絵柄と言えるものが出来るまで常に他のイラストレーターさんの画風に似ないよう意識し続けて描いてきました。
(取材/執筆:大石)
0℃の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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