フレスコグラフィックスペーパー聚楽

㈱北辰は塗り壁の製造を経て、ホクシンクロスを立ち上げ、塗り壁質感を重んじたシート加工へと進んできました。その技術を応用し生まれたメディアを「フレスコグラフィックスペーパー聚楽」としています。フレスコ画技法の乾式法「フレスコセッコ」に近いものと考えられます。

吹き付けて描かれる高精細画像は凹凸を持ち、しかも塗り壁に使用される材料を利用することで、印刷では表現できない質感と木版画で高められた遠近法に色彩のもつ華やかさに加えて、更に奥行きを持たせた豊かな表現を実現しています。

聚楽“JURAKU”は石灰岩の粉末から粒子の形状に加工したものを表面に敷き詰めています。

白化粧“SHIROGESHO”は石灰岩の細かい粒子を敷き詰めています。

この粒子が生み出す凹凸は、光を乱反射させることで、色が綺麗に見せることができます。

この粒子の作り出す凹凸には規則性がないことによって、描かれたものに対して同化する減少が起こります。この現象は目の錯覚によって生み出されます。

シートの粒子の大きさの違いによって使い分けることで効果的に見せる作品を生み出す可能性があります。