こんにちは、こんにちは!IYNアートコミュニティサロン、アート案内人の松澤です。
「笑う門には福来る」と言いますね。
笑顔が幸せを呼びこんでくれる経験は、程度の差はあるでしょうが、どなたも経験されたことがあると思います。
日本でも大人気の印象派の巨匠ルノワールは、「幸福の画家」とよく称されますね。
彼の描く愛らしい笑顔の作品はあまたありますが、中でも印象的な作品は「女優ジャンヌ・サマリーの肖像」でしょうか。
ルノワール肖像画作品の最高傑作とも言われています。
さて、幸福感いっぱいの絵を描くルノワールですが、彼の信条は「この世には醜いもの、苦しいことがたくさんあり過ぎる。だから、自分は美しいもの、幸福なものしか描かない」というものでした。
どんな人の人生もバラ色一色とはいかないものですし、ルノワールの生きた時代には、普仏戦争や第一次世界大戦と、戦争の影もあったのです。
幸せだから幸せな絵を描く、幸せになりたいから幸せな絵を描く。はたまた、不幸を昇華する為に、より暗い絵を描く・・・といったケースもありますね。創作の形も様々です。
(ちなみに、私は多感な思春期から暗い絵ばかり描いてきた人間ですが、最近は純粋に美しい絵を描きたいなぁという心境でおります。「暗いのは、もうえぇねん」と。笑)
さて、ただいま神戸阪急百貨店にて開催中の「私の世界vol.2」展から、笑顔の素敵な作品を何点かご紹介します。
作家名:明笑 ako /タイトル:「笑」
作家名:鶴花 / タイトル:「なんとかなるにゃん!」
作家名:ゆきひら薫 / タイトル:「笑顔」
作家名:山田智愛 / タイトル:「眼差し」
『私の世界 vol.2』展 8月29日(月)15時迄です。
次回展は『私の世界展 vol.3』2022年9月1日(木)~9月12日(月)
神戸にお住まいの方、神戸にお越しの方は、ぜひ神戸阪急にお立ち寄りくださいませ。
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